こんにちは。感謝してます。今日も絶好調です
今日も春の陽気みたいで過ごしやすかったですね。節分で暦の上では春ですが、ちょっと暑すぎるような気もします。
今日は、プロのいちご農家さん向けに、僕の持論をお話します。興味のない方には一般の方にはご理解いただけないかもしれません。
「炭酸ガス、無駄にしてませんか?」といことなんですが、植物の光合成には炭酸ガス(二酸化炭素)が不可欠です。なので、ハウス内では大型のファンヒーターで炭酸ガス濃度を調整しています。
以前、指導機関の一般的な指導では、「日の出前にCO2濃度を2000PPくらいにしてくださいという指導でした。そのために、大型ファンヒーターをがんがん焚いている方が多いのではないでしょうか。
僕は、ハウスの環境を毎日チェックしてます。
二酸化炭素を消費し始めるのは、日の出から30分後くらいで、温度も10度以上になったときからです。
しかも、ハウス内では夜中のうちにいちごの株が2酸化炭素を排出しているので、600ppmぐらいの二酸化炭素濃度があります。大気中の二酸化炭素濃度はだいたい400ppmくらいなので、最初のうちは二酸化炭素を供給しなくてもいいです。
ですから、僕の場合、日の出から1時間30分後くらいに、軽くファンヒーターを焚いてやる程度です。ほんの7~8分です。(ちなみに600坪用のファンヒーターを300坪で使用してます)福岡県の指導機関の指導では日の出前に1時間くらい焚くように指導していると思います。僕は無駄なことだと思います。日の出前に焚いても二酸化炭素は全く消費してません。
昼間の温度管理は、晴れの日で23度くらい、曇りの日は逆に27度くらいにして、ハウスの換気をしないようににて、昼間にファンヒーターを焚いてやります。曇りの日でも温度が高ければ光合成してますから、昼間の二酸化炭素供給は重要ですよ。
そして、午後2時半くらいにはハウスを密閉して、また15分程度ファンヒーターを焚きます。するとハウス内は温度が上昇し、二酸化炭素もがんがん吸収して光合成してくれます。
この管理をしながら、温度管理は夜中4度、日の出後30分くらいから8度で、電照も12月から今まで1時間30分だけです。
信じられないかもしれませんが、記録的に寒かった今シーズンでも、この管理で葉の展開は衰えることなく進んでいます。暖房費と電照は節約して、昼間の光合成で補うというやり方です。
僕の場合のやり方ですので、後はご自分でアレンジしてください。少しでも参考になれば幸いです。
多分、このやり方だと燃料費の節約がかなりできると思います。そして、味もぐんと良くなりますよ。