グッドネーバーズ・ジャパンのブログ

~世界中の子ども達に笑顔を~ 
グッドネーバーズは、世界35カ国以上で子どもの教育支援、人道開発援助、緊急支援活動に取り組む国際NGOです。


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皆さん、こんにちは。元震災復興支援部の武鑓です。

グッドネーバーズ・ジャパンは2013年9月末日をもって、東北で行っていた全ての活動を終了致しました。
今年の3月、グッドネーバーズ・ジャパンが行ってきた被災地復興支援の一環として私達はインドネシアへの渡航研修を企画し、岩手県の高校生達16名を同じ津波の被災地インドネシア バンダ・アチェに送りました。

バンダ・アチェ 津波ミュージアムを視察する研修生

同じ津波被災地の現状や、被災を伝える取り組みを学んだ高校生達は、それぞれに出した「復興」への答えを胸に無事帰国した後、地元のボランティア活動に参加したりと、「高校生による被災地案内イベント」の企画に積極的に携わったり研修生達に大きな成長が見られています。


スカブミ第1高校での交流会の様子


訪問先の各学校ではソーラン節を披露しました

研修後、このインドネシア研修に参加した1人の研修生が、私にこんなメッセージをくれました。
「私はインドネシアに連れて行ってもらえるまで、ニュースの情報だけが世界に対する知識でした。でも帰国後の私には、海外支援の大切さが一番心に残りました。
支援し合うことがいつか協力に繋がるのなら、私はもっと世界に関わっていきたいです。」

私達グッドネーバーズ・ジャパンは研修生達に、震災をつらく悲しい事だったとか悲惨だったとかいう事だけでなく、この震災をこれから続く長い人生をより良くするためのきっかけに変えてもらいたいと思い今回のインドネシア研修を企画しました。

「震災なんかに負けて欲しくない」という私達の被災地の子ども達に対する強い想いが今回の企画の根底にありました。
この研修に参加した高校生が、今後岩手被災地の復興を成し遂げるトップランナーとして走り続けていってくれる事を切に願います。

グッドネーバーズ・ジャパンの支援は、終了しましたが、この研修に参加した研修生がいる東北を私たちはこれからもずっと応援していきます。

 
東日本大震災は多くの悲しみや深い傷を東北の人達に残しました。
そして、その傷は完全に癒える事なく、今も苦しんでいる人がいるのが現状です。
特にその声は震災の報道が減っていくの同じ様に、東北から離れている人達には被災地の声は聞こえづらくなっています。
「復興」という先の見えないゴールといかに向き合っていくか、そして被災地以外に住む人達は長い目でどれだけ寄り添えるかが、今後の被災地の、日本の課題だと思います。


大槌町吉里吉里海岸の様子。
ボランティアさんのお陰で白い砂浜が蘇りました。

グッドネーバーズ・ジャパンの活動は、国内海外問わず数多くの方々からお力添えを頂きました。支援金、支援物資をはじめ、被災地への心のこもった手紙、力強いボランティアさん達等・・・支援の形とは様々だという事を、私自身深く学ぶことができました。
そして、その様々な支援の架け橋の一助を担えた事を私は誇らしく思います。

2年以上に渡り東北地方で行ってきたグッドネーバーズ・ジャパンの災害、復興支援に携わって下さった全ての皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。



鮭プロジェクトで河川清掃を行った大槌川は澄みきっています。

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こんにちは。アートセラピー活動担当の高久です。

現在、大槌町のおさなご幼稚園では月に一度のペースでアートセラピー活動を継続的に実施しております。アートセラピー活動の成果を出すためには、継続的な実施が不可欠です。そして、アートセラピーの効果は子どもたちの作品から見て取ることができます。2012年7月から実施してきましたアートセラピー活動ですが、今までのおさなご幼稚園での作品の変化と子どもたちの心の変遷をお伝えいたします。

アートセラピーを継続的に実施すると、子どもたちの作品にはいくつかのステップを経て、子どもたちの心の状態の変化を見て取ることができます

第一段階:感情の解放
震災や、津波という今まで経験したことのないストレスを受けた子どもたちは、アートセラピーを開始すると、不安や恐怖など「言葉にできない複雑な感情を吐き出す」ということからはじめる傾向があります。この段階の子どもたちの作品には以下の様な傾向が表れます。

【作品に表れる傾向】
・紙粘土をグチャグチャにする(形のないものを作る)
・ぬり絵を単色で枠を気にせず塗りつぶす
・絵の具や粘土を混ぜ合わせグチャグチャにする

この段階での作品の特徴としては、紫、茶色、黒などの単色使いが多く見られます。
子どもたちが、紫色を使用する際の心理状況ついて専門家は以下のように述べています。

「気分を高揚させる赤と、気分を落ち着かせる青、その両方の性質を含む紫色。子どもが使う紫色の意味についてはさまざまな研究があり、心身エネルギーの低下と深い関連があるようです。(中略)子どもが紫色を好むときは、子ども自身の回復力が働いていると考え、好きなだけ使わせてあげるといいでしょう。(月間ホピー 2010年4月号 「絵を通して広がる!深まる!親子のコミュニケーション」 色彩心理学者 末永蒼生 著)
 

 
「3回目のアートセラピーで描かれた作品1(紫色)


「3回目のアートセラピーで描かれた作品2(黒)」

「3回目のアートセラピーでの作品(紙粘土)」


また、吐き出したい感情が強いときほど、ぬり絵を選ぶことが多く、画材はクレヨンを使用する子どもたちが多く見られました。

第二段階:自分と向き合う (自由に表現をし始める)
アートセラピー活動を継続していると、子どもたちの作品に以下の様な変化が現れます。このターニングポイントは6カ月目(6回目)を目安として訪れることが多いようで、おさなご幼稚園でも例外ではありませんでした。

【作品に表れる傾向】
・明るい色使いや、きれいな配色が見られるようになった
・ぬり絵よりも、自由に好きな絵を描きたがる
・紙粘土を使用して、より具体的なものを作り始める
・水を混ぜて使う画材への興味が出てきた (水をたっぷり混ぜたり、水少な目にしたり その日の状態により変化が見られた)

第一段階で一通り感情の吐き出しを終えた子どもたちは次の段階では、具体的なものを描き始めたり、具体的なものを作り始めたりします。しっかりと自分と向き合うことができ、落ち着きを取り戻しはじめていることが伺えます
 


「7回目のアートセラピーでの作品(カラフルな絵)


「7回目のアートセラピーでの作品(紙粘土で作った昆虫)」


第三段階:より心が安定しはじめる
第二段階から次の段階へ移行するタイミングとして、こちらも6カ月が目安になります。子どもたちの作品は、より具体的なもの、より緻密なものをモチーフにした作品へと変化してゆきます。4月で10回目を迎えたおさなご幼稚園の子どもたちの作品にも徐々にこの段階へとシフトし始めているようです。

 


「9回目のアートセラピーでの作品 (紙粘土で作った新幹線)」

 


「10回目のアートセラピーでの作品 (曼荼羅の絵)」


作品が、より具体的なものになるということは、子どもたちが今まで以上に自分と向き合うことができているということを意味しています。

以上が、おさなご幼稚園での作品の変化と子どもたちの心の変遷でした。おさなご幼稚園では現在、第二段階から第三段階へシフトをしつつあるということで、もう少し、活動を継続することが望ましいとの専門家の判断でした。そこで、2013年3月で終了予定であった本活動を、2013年9月まで延長することが決定いたしました。


今後の子どもたちの作品を見るのが楽しみです。

*写真提供: 東日本支援チーム・アートdeセラピー



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こんにちは。高久です。

2012年7月より7カ月以上にわたり、岩手県下閉伊郡山田町の仮設団地集会所におきまして、パソコン教室を実施してきました。初めは3カ所の仮設団地集会所で2012年12月までの開催予定でしたが、住民たちからの要望により会場は7カ所まで増え、期間も2013年3月までと延長実施されることになりました。

2013年2月、パソコン教室終了を目前に控え、参加者たちからは改めて延長のご要望をいただきました。さらに、事業継続のために、各教室では署名運動が起こり、山田町役場まで提出するという大きなムーブメントになりました。


[役場に提出されたパソコン教室継続のための署名]



私は、今までさまざまな国や地域で活動を実施してきましたが、参加者の方が主体となり、ここまで大きな動きを見ることができたのは、今回が初めてでした。それだけ、参加者の皆さんに愛されて、必要とされていた教室であったということを改めて実感することができました。

みなさまからの要望を受け、活動継続のために山田町役場や山田町社会福祉協議会、そしてこの活動を共に運営してきた山田町ほっとサポートセンター様と協議を重ねました。結果としましては、本活動をサポートしてくださる支援者さんが見つからず、参加者のみなさまからのご要望にはお応えできませんでした。
これだけみなさまから必要とされるような活動を展開することができながら、継続の要望にお応えできなかったことをとても悔しく思っています。活動を実施する上で、資金面でサポートしてくださる支援者様の重要性というものを痛感いたしました。


2013年3月、いよいよ各教室での最後の授業が実施されました。
それでは、最終回のパソコン教室の様子をご紹介します。

【3月6日 浦の浜集会所 パソコン教室最終日の様子】
浦の浜集会所でのパソコン教室の活動は2012年10月から開始されました。こちらの教室は「賑やかさ」が特徴です。
参加者の人数が一番多く、幅広い年齢層の方々にご参加いただいていることがその理由だと思います。いつも笑い声の絶えない浦の浜教室ですが、やはり最後の授業も笑いが絶えることはありませんでした。最後の授業を終えて、パソコンを片付けようとしていると、突然「卒業式」が始まりました。生徒さんたちから、感謝状とお花のサプライズプレゼントをいただきました。

 

[感謝状とお花のプレゼント](左:インターン田村スタッフ、右:高久)



 

[感謝状]



 

[最終日の記念撮影の様子]

浦の浜教室の皆さん、ありがとうございました。


【3月8日 浜川目集会所 パソコン教室最終日の様子】
2012年7月24日に第一回目のパソコン教室が開催されたのが浜川目(はまかわめ)集会所でした。もともと、パソコン教室活動は、ここの住民グループからのニーズにお応えするために開始されたのです。いつも温かくアットホームな雰囲気がこの教室の特徴です。
 

[浜川目教室の様子]

授業の前に、手作りのカレーや料理などをご馳走してくれたりもしました。

[詳しくは こちら]

浜川目教室から始まったパソコン教室ですが、すべての活動の最終日もやはり、浜川目教室でした。
最終日のパソコン教室では、授業が始まる前に「今日は30分早く授業を終わらせてください。」と担当者の方からお願いをされました。予定の時間より30分早く授業を終わらせると、みなさんが持ち寄ったお菓子とお茶でお別れ会をしてくれました。最後に、浜川目仮設団地集会所の管理を担当している、ほっとサポートセンターの船越様より、感謝のお手紙と色紙をいただきました。





[HSC色紙]
 

こうして、山田町でのパソコン教室活動は最終日を迎えることができました。

本活動は、仮設住宅の住民および、在宅被災者の方々に外出のきっかけを作ることと、新しいことを学び、自らの成長を実感することにより前向きに暮らして欲しいという願いを込めた心のケア活動でした。定期的に開催される教室で授業を行うたびに、みなさんがよりイキイキとなっていく様子が感じ取れました。

最後にパソコン教室に参加して下さった受講生の方からいただきましたお手紙をご紹介します。




みなさまからの強い継続のご要望にお応えすることができなかったことをとても残念に思います。
今後、各教室で参加者の方が自主的にパソコン教室や、他の集まりなどを企画・運営するという動きになって欲しいという期待を持って本活動を終了致しました。今回、われわれグッドネーバーズ・ジャパンは緊急支援として岩手県に入りました。あの震災から2年、まだまだ復興には時間がかかるとは思いますが、「活動の主体性」というバトンを地域住民の方々に徐々にお返しする時期ではないかと感じております。

このパソコン教室活動は、多くのみなさまに支えられながらここまで成長してきたと思います。今までパソコン教室に参加してくださったみなさま、そしてこの活動を支えて下さった皆さんに大変感謝しております。みなさまのご協力のおかげで、7カ月以上という長期にわたり本活動を実施することができました。ありがとうございました。




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