グッドネーバーズ・ジャパンのブログ

~世界中の子ども達に笑顔を~ 
グッドネーバーズは、世界35カ国以上で子どもの教育支援、人道開発援助、緊急支援活動に取り組む国際NGOです。


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こんにちは。熊本地震被災者支援事業担当の諫山(いさやま)です。

4月23日に南阿蘇入りしました。


私は今回初めて南阿蘇村に来ましたが、堂々とした山がシンボルの美しいところだと感じ、すぐに南阿蘇の自然豊かな風景に魅了されました。南阿蘇村は標高400メートル以上の中山間地ですが、阿蘇山系の山と山の間が盆地になっており、水田が広がっています。

 

「水が生まれる里」と謳われる通り水資源が豊富で、おいしい山の湧水が流れているため、南阿蘇の水で育つお米はおいしいと地元の方々が誇りに思われるほどの米所です。おにぎり

南阿蘇の山と、お世話になっている社会福祉協議会の事務局長

 

私が南阿蘇村に到着したころ、中山間地である南阿蘇村はまだ肌寒い季節でした。おいしい南阿蘇のお米を育てる田んぼもまだ全体的に茶色い土の風景のままでした。

地震の影響で農家が復旧に手をとられ、5月の田植え時期に入ってもまだ茶色の風景にあまり変化がなく、ボランティアセンターに寄せられる「田植えがおいつかん。今年は(収穫が望めないので)稲作がだめかもしれん」という住民の嘆く声に心が痛みました。

 

私が現地調査で行政区長さんにお話しを伺いに出かけた地区は、南阿蘇村で最も世帯数が多く、阿蘇市に接したところにあります。崩落した阿蘇大橋のあるエリアにも関わらず、家屋のダメージがほとんどなく、ライフラインの復旧も発災から2週間と早かったため、何の問題もないと見なされていました。

ところが行政区長から状況を伺っていると、地区の真下にある断層の大きなずれにより、地区に3か所あった大きな地下水源のうち2つが枯渇し稲作ができなくなった、というお話を聞きました。水源の枯渇は周辺地区の稲作にも影響を与えており、かろうじて田植えができた田んぼも、6月を過ぎても水が極端に少なく、弱々しく植えられた稲苗を多く見かけました。

 

南阿蘇村の主幹産業は農業と観光業です。南阿蘇のおいしい水で育てられる農作物そのものが、南阿蘇村の豊かな自然を象徴しているのかなと感じます。

水源の枯渇で水資源が限られたり、家屋全壊で気持ち的にも時間的にも農作業をするゆとりのない方が多いなかで、あらゆる支援団体の農業ボランティアの助け手も入り、6月7月になっていくにつれ、南阿蘇の田んぼが風にたなびく美しいグリーンカーペットになっていきました。

南阿蘇村のシンボルなる山々と青々としたグリーンカーペットの田んぼ

 

遅れて田植えをしたところも多かったため、稲の生育には田んぼごとに差がありました。それをあちらこちらで目にしながら、どれだけこの熊本地震が人々の暮らしに影響を与えたか、ボランティアセンターに依頼に来られる方々から伺う、被災者の心の内や見せていただいた被災状況を脳裏に浮かべ、田んぼの成長は、被災された方々が困難にも屈せず懸命に生きておられる証だと感じていました。

 

「今年は米の収穫は望めん」とあちらこちらで聞きました。常時でさえ、台風シーズンや異常気象で起こる高気温等で農作物の生育は左右されるものです。今年は梅雨の時期に、大規模な土砂崩れが各所で起きるほどの異常な豪雨に2回も見舞われ、地震以来の避難指示、土砂災害警戒情報等が村全域に発令されました。

 

それでも田んぼに根を張って雨風に耐える稲は、不安を抱きつつも南阿蘇で暮らしを再建しようと「ぎばる」(熊本弁で「がんばる」という意味)人々に重なって見えました。
 

夏が過ぎ収穫期が近づくころ、ふと南阿蘇を眺めると、青々としたグリーンカーペットだった田んぼが美しい黄金色に色づき、改めて涙が出る思いでした。10月に入り、続々と稲刈りの様子を見受けます。最も大変な発災後すぐのこの半年間を、私の知りきれない不安や困難に耐えつつ、「進むしかない」と前進してこられた被災者の方達を考えると感慨深い思いでした。

 

黄金色に輝く南阿蘇の稲

 

土砂災害により、せっかく田植えができた田んぼや畑がダメになってしまったところもありました。地震の影響で、どう頑張っても田植えができなかったところも少なくはなかったと思います。

大規模な災害がもたらした影響はまだもう少し続くでしょうし、再建にもこれから大変な時間がかかるはずです。南阿蘇での支援活動を振り返るとき、私たちが被災者を励ますということ以前に、私たちがまず被災の中にありながらも「ぎばる」地元の方々の姿に励まされてきたのだと改めて感じています。

 

 


 

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こんにちは。南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンターの運営に携わっている片岡です。

 

南阿蘇村は4月16日の地震発生の後、4月20日にボランティアセンターを立ち上げ、これまで数多くのボランティアの方々がセンターを訪れました。

 

北海道から沖縄、外国の方も含め日本全国の方々の応援によってこれまでの活動ができたと思います。

仕事の休みを利用し、週末定期的に来てくださる方や長期に渡り滞在しながらボランティア活動をしてくださった方々も数多くいます。

 

私は運営スタッフとして4月23日からボランティアセンターに携わり、今まで普通に生きていたら会うことない数多くの方とお会いすることができました。

その中で、たくさんのボランティアの方々の想いや気持ちを目にし、お話を伺うことができました。

  • 地元が熊本県で少しでも力になりたいという方
  • 学生時代、東海大学の農学部(今回の地震で大きな被害を受け、亡くなられた学生さんもいらっしゃいます)に通っていて、10年ぶりに南阿蘇に戻ってきたという方
  • 福岡から自転車できてくださっていた方
  • ボランティアセンター内で車中泊を何週間もしつつ活動に参加してくれた方

ひとりを思い出したらまたひとりと、たくさんの人々の顔が頭に浮かびます。

 

私は主にボランティアの派遣先を決めるマッチング・グルーピング業務に携わっている為、一番ボランティアの方と接する時間が長いこともあり、被災された(ボランティアの)依頼者から直接聞いたわけではないのですが、ボランティアの方を通してたくさんのお話を聞くことができます。

その中で被災されて辛かった思いや今まで誰にも話す人がいなく溜めに溜め込んでボランティアの方に話すことで気持ちがホッとできたという話を聞きます。

 

ボランティア活動は一件の依頼者のお宅に何人かで参加します。案件によって活動内容は変わりますが、主に瓦・ガレキの撤去・運搬や震災で壊れたものや不要物の分別を行いそれらを廃棄物仮置き場まで軽トラックで運ぶ作業がほとんどです。

 


家財道具の撤去・運搬を行う依頼者宅

 

ボランティア派遣終了後は、その日活動で入ったお宅一件、一件に今日の活動の内容や状況、今後依頼することはないか等の電話をします。
その際に、依頼者の方は皆、口を揃えて「本当に良かった。奇麗になった。ありがとうございました」と言ってくれるのです。

 

私が実際、活動には入っておらず間接的にしか関わっていないこともあって、その都度、ボランティアの方々の顔が浮かぶのと同時に時間を作って来てくださっている全国の方への感謝の気持ちでいっぱいになります照れ

 

 

ボランティアの方も、朝、出発前に見送ったときと、一日汗水垂らし共に活動した仲間とセンターに帰ってきたときでは、グループ内の空気そのものが全く違い力強さ・団結力を感じます。

 

その中でみんなが共通している想いのひとつは「南阿蘇を元気にしたい。力になりたい」という気持ちです。
まだまだ復興までの支援は長く、細長く長期的にボランティア活動続いていきます。

グッドネーバーズ・ジャパンとしての熊本の復興支援は終わりが近づいていますが、今後とも、南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンターをよろしくお願い致します。

 


南阿蘇村ボランティアセンターのボランティアさんと。(下段左から二人目が片岡スタッフ)

 

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こんにちは。広報のいいじまです。6月中旬から2か月間、グッドネーバーズ・ジャパンは、アメリカはインディアナ州にあるアーラム大学から、アメリカ人インターンをひとり、受け入れました。 

このプログラムは昨年に引き続き二年目。

日本が大好きな彼らにはスタッフ一同癒されていますが、その一方、与えられた仕事にまじめに取り組み、ちょっと行き詰っても自分で解決策を探すことのできる彼らには本当に助けられています。

 

今年のインターン、エルがブログを書いてくれたのでご紹介します!

 

左下矢印左下矢印左下矢印

こんにちは!

私はエロイーズ・ジャービスと申します。アメリカ人の大学生です。そろそろ4年生になります。グッドネーバーズで働いていた時はうれしくて、たくさん成長したように感じます。でも実はグッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)を見つけた理由は、大学の卒業条件だったからなのです。


専攻が日本語だから、アーラム大学では卒業条件の一つは日本に行くことです。アーラム大学はもう二つの留学プログラムがありますが、最初申し込んだのは「あなたがトランスジェンダーだということに問題があって、男として行かなければならない」と言われました。下の写真を見れば、私がそれを受け入れられなかった理由が分かるかもしれません。他のプログラムにも申し込んだが、ダメでした。それのせいで失望しかけました。

 

でも、アーラム大学の先生が私を信じてくれていたから、翌年再び探して、このインターンを見つけました。ネットで仕事の説明を読むと、奇跡だと思いました雷。翻訳が大好きで、HTMLの知識がある私にぴったりでした。それに、私は子どもが非常に大切だと思っているので、GNJPの活動に強く同意します。本当に完璧でした。今でも選ばれてうれしいです!そしてGNJPを見つけてよかったです!もしかして運命でした。

 

 事務所にて

 

その後、6月に日本に行きました。私が少し忘れっぽくてよく道に迷うので、最初はちょっと大変でしたが。空港からの電車に携帯電話を失くしてしまいました!滝汗 でも2日後見つかって、仕事の最初の日に無事に着いて働きました。それから生活がどんどん楽しくなりました。仕事もとても楽しかったです!

 

最初の週末にはGNJPが行った熊本地震の支援活動の出張にも行けました!出張の目的は、地震で避難生活をしている方に、炊き出しをするためでした。作ったのは、「ホットク」という韓国料理です。ちょっとパンケーキみたいですが、チーズやチョコレートが入っています。私の役割は種類の紹介でした。それでよく熊本の方と会話しました。世代や分化が違っても、話が合うところが多くあって、とても意味深いと思いました。手伝えてよかったです。

 これが「ホットク」です!


ほかに、事務所では色々な仕事をさせてもらいましたが、主に「マークアップ」というプロジェクトを進めました。マークアップとは、HTML(WEBサイトを表示するための言語)を用いて記事を書くことです。GNJPのサイトは一年前リニューアルされましたが、昔のサイトにある記事が新しいサイトにコピーされていませんでした。それで私の仕事はその記事を新しいデータベースに手でコードをコピーすることでした。高校生の時に少しHTMLを習いましたから、そのシステムはすぐに慣れました。

そして8月には後輩のインターンにマークアップのことを教えました。教えるのは経験がなかったので、チャレンジでしたが、たくさん楽しみました。

 

 寄付されたコインの仕分けをしています

 

マークアップ以外は物品寄付の分別とか、事務所の掃除とかありました。でも一番好きな仕事は手紙手紙の翻訳です。日本の子どもサポーターからもらった手紙を日本語から英語に訳しました。仕事で翻訳を出来てとてもうれしいです。将来に翻訳者になりたいですので、卒業前にそんな経験を得てありがたいです。

 

 活動報告会の様子

 

仕事以外では、よく旅行して観光しました。自分で京都、大阪、広島を訪ねました。お寺や城は信じられない程美しいと思います。二条城は特に素晴らしいです!二条城の庭園で歩きながら感動しました。大体観光でしたが、それにしても大事なことを体験出来たように感じます。そしてインターンの終わりの二週間前にオフィスの皆様と一緒に横浜でバスツアーをしました。水族館にも行きました!皆がいたので、それが一番好きな旅になりました。

 

 はとバスで旅行バス

 

仕事でも、日常生活でも、たくさんの優しい人と会えました。日本にそんな親切な人がいっぱいいるのは素敵だと思います。どこでも行っても安全だと感じました。それに困った時に大部分の人は私を手伝ってくれました。

このインターンは2カ月だけだったのに、事務所の皆が家族みたいです。皆の親切を絶対に忘れません。全ての思い出の中に、このインターンは最もうれしいの一つです。だから、絶対日本に帰ってきたいです!少なくとも1年間は日本に住みたいです。次も、もっと多くのうれしい思い出を作れると願っています。

 

皆様、本当にありがとうございました!!


エロイーズ・ジャービス
 

 


 

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