「未来を予測する最善の方法は、自ら創ることだ。」
いつかペナン島ジャズフェスティバルに出たいな、という朧げな想いを胸に昨年12月終わりにほぼ無計画でマレーシアに初上陸し、クアラルンプールのジャズクラブNo Black Tieでオーナーに"Second Encounter" のCDを渡し、年越しを迎えにペナン島で泊まった家の友達がたまたまジャズフェスティバルの主催者の親友だったのでタイミング良く出会え、確かな手ごたえを得た帰りに見つけた冒頭の言葉は納得感がありました。
伊藤大輔、鈴木直人と2012年から活動しているTriple Standardは、ジャンルや国境を超えて万人に楽しんで貰えることを一つの指針にしていて、今回のペナン島ジャズフェスティバルとクアラルンプールの二夜のライブでもほぼ日本と同じ曲やMCでやりました。真面目なジャズライブを想定しているお客様は最初戸惑いつつも最後は爆笑したり泣いたりしてくれて、毎晩沢山の方にCDを買って貰いました。
ペナン島ジャズフェスティバルではワークショップを開催し、ミュージシャンや音楽ファンに向けてジャズスタンダードのアレンジ手法について、トリオの持ち曲を「まずは原曲通りにやってみましょう」「次は曲の書かれた背景、主人公の気持ちやシチュエーションを想像して膨らませてみます」と、実演しました。反応はとても好評で受講者からの質問も予想以上に多く、こういう形で音楽の楽しさを広めることもできるんだなと実感しました。
このトリオの今後の海外出演の予定は未定ですが、去年から意識している「旅するピアニスト」の流れに乗って僕自身は来年以降も世界のどこかに行って演奏していこうと思います。ここいいよ!この人に会うと盛り上がるよ!的なヒントがあったら、ぜひ、教えて下さいね。
さて。
来年のトリプルスタンダード・ライブは、1月23日から1月29日にかけての新春ツアーです。最終日には3枚目のアルバムをライブレコーディングする予定もあり、皆さんと一緒に音楽の旅を続けるのが楽しみでなりません。
お近くの方は、是非。
1/23 渋谷セルリアンタワー JZ Brat (with スペシャルゲスト・ギラジルカ)
1/24 長野県上田市 信州国際音楽村ホールこだま
1/25 岐阜県中津川市 マジョリカバンブー
1/26 大阪ロイヤルホース
1/27 名古屋ミスターケニーズ
1/29 浜松ハァーミットドルフィン (ライブレコーディング)
詳細は随時、HP http://groovepockets.com にてお知らせしていきます。
旅するピアニスト
永田ジョージ