ホントは10月の学会発表のスライド作らなければいけないのですが、気持ちが乗らないで糖質制限の記事を…


私の病院や多摩の病院でも、私が糖質制限しているのはパラメディカルの方は知っているので、良かったら院内で勉強会しようかと話を持ちかけると


”え~炭水化物ダイエットの話ですか~”という答えが返って来ます。


こういう返答がくると、ちょっとムッとしてしまう自分がいるのですが、そもそもモデルが行なっている炭水化物抜きダイエットと一緒にしてもらっては困ると言うか、そもそも考え方に違いがある事を理解してもらえないみたいです。


今までTVとかで放送されて流行ったダイエット言えば、炭水化物ダイエットや豆腐ダイエット、納豆ダイエット、豆乳ダイエット、最近ならトマトダイエットなどありますが、これらは全て糖質が少ない食材で、各論に過ぎません。


物事は各論で考えると、目先を変えるしかなくなり、豆腐がダメなら納豆みたいな話になってしまい、一生、堂々巡りです。まあ、企業の利益を考えるとこういう考え方の人が多い方が都合が良いと思いますが…


糖質制限は人間に必要な栄養素の割合を追求したもので、栄養学の総論になります。なので食材のみに目が行ってしまうといつまでたっても本質は分かりません。


総論として考えると、そもそも人間は何を食べてきたのか、糖質と蛋白質、脂質の代謝の違い、インスリンの役割り、何故、インスリンは生涯出る量が決まっているのか?などの人間の生理学につきあたります。


これこそが科学であり、圧倒的に壮大なスケールで物事が展開するので、突き詰めて考えると本当に楽しくなり、単なるダイエット言う枠で物事を考えなくなります。


なので、糖質制限を単なるダイエットしとしか位置づける事しか出来ない人を見ると、ああ、可哀そうだな~と密かに思ってます。(性格の悪さ全開です(^v^))


こういう人は血液型で人の性格を勝手にきめてしまうような短絡的な考えの方が多いかも



その点、私のブログに毎日ペタしてくれるかくちゃんの考えや洞察力は素晴らしく、夏井先生のホームページでも素晴らしい持論を展開しています。

さすが、旧帝大の医学部出身は違いますね。


糖質制限の外来もやっているようなので福岡の方は相談してみるのも良いかも。


私も糖質制限の外来をやりたいですが、内視鏡と手術で手一杯なので、外来やる時間がないのが残念です。そもそも外科医だからダメか~(T_T)