最近のブーツにはほぼデフォルトでリアスポイラーがついています。インナーにマジックテープで付いているあれです。
単純に考えてふくらはぎを後ろから支えるようになっているので前傾角に影響するのはみなさんお分かりですよね?
ブーツ本体の設定よりも前傾角がきつくなります。
テールを使う前提であれば自身が設定するポジションがない時よりも低くなり、ハイスピードに対応するようなポジションになるはずです。
何も考えずにポジショニングすると膝だけが前に入りかかとから圧が抜けるように感じる方もいると思います。
これを付けるか付けないか?
最初から付いているものだしつけとけばいいやと思う方もいるかもしれませんが、その人とブーツの相性によるというのが正解でしょうね。
きちんと理解してポジションの変化に対応できる方だと付けようが付けまいが関係ないでしょうが、日本では(日本の基礎スキーといって方がいいかもしれませんが・・・)前傾角が起きて高いポジションが好まれる傾向にあるので最近では外す方の方が多いかもしれません。
ブーツの設計はあくまでもブーツ本体として考えられているのでない方がブーツの設定通りに使うといういう観点からは正解でしょうが、そこに個人の運動の特徴は加味されていません。
正確なブーツ選びをしたのであれば必要ないでしょうが、そうでない場合もあります。そのブーツで滑るうちに運動が変化してくる事もあります。
いろいろな状況に対応できるお手軽ブーツチューンのひとつという位置づけとして使ってみてください。