こんにちは
愛知県大府市のメガネ屋・GLASS JOY 02(グラスジョイオオブ)の中村です。
今年も残り10日。
メディアなどでも言われていますが、あまり「年の瀬感」が湧いてきません。
そのような節目などがシームレス、ボーダーレスになってきているのか。
あるいは僕自身の心のありようのせいなのか。
皆さんはどうお感じですか
1.傷ついたレンズを修復したい
さて、先日会員のお客様からいただいた質問。
「メガネを落としてレンズを傷つけてしまいました。これは修理できますか」
度数が変わっていなくてフレームも綺麗な状態なら、そのまま使いたいですよね。
またフレームを修理したことがある人なら「だったらレンズも」と思われるかもしれません。
結論を先に言いますと、残念ながら傷ついたレンズは修理ができません。
今日はそのことについてお話します。
2.メガネレンズができるまで
まずレンズがお店に届くまでの過程について。
メガネレンズは、実は最初からメガネフレームの形で作られるわけではありません。
このような円形で大量に生産されます
円の「型」にレンズの原料を流し込み固め、コーティングするとこの状態に。
この半完成品をお店に届け、お店でお客様の希望(購入)するフレームの形に削るわけです。
なぜわざわざこうやって作るのか
それは最初からレンズの形で作ろうとすると時間も費用も掛かってしまうから(技術的にも大変ですし)。
メガネのフレームの形は星の数ほどあります。
その形をメーカーさんで把握し、その通りの形に作るって時間が掛かります。
それより一つのパターンで作る方が、時間も費用も掛からないような気がしませんか
そのため大部分は無駄になってしまいますが、こういう作り方になるのです。
話を元に戻しますと。
メガネレンズの制作工程がそういうルーティンで行われるため、修理という“特別対応”が受けられないのです。
なので傷ついてしまった場合、レンズの交換をご提案させていただきます。
ちょっと無機質な対応のように取れてしまうかもしれませんが、ご理解くださいm(__)m
3.レンズ交換時の注意点
そこでレンズを交換するか否かで悩まれている方に一つアドバイスを
レンズが傷つくのは左右両方とは限らず、片方のレンズだけということも多いです。
その際、傷ついた片方だけ交換しようと考える方は少なくありません。
でももう一方のレンズもよくご覧ください。
細かな傷はついていませんか
そのような状態だと入れ替えて見ると、左右のレンズ表面が非対称に感じるかもしれません。
また一見透明のレンズも、紫外線の影響などで微妙に変色している場合があります
サングラスなどの色を付けたレンズですと色ヌケしていることも。
このような「色」の経年変化もありますのでご注意を。
状態にもよりますが、個人的には1年以上経過しているのなら両方取り替えた方が良いと思います。
よくメガネ屋さんと相談して下さいね
それでは今日はこのあたりで。
ありがとうございました、また明日m(__)m
GLASS JOY 02
中村響
※ いかがでしたかお役には立ったでしょうか
今後も読んでみたいという方は、右上にある「読者になる」を押し
読者登録して下さいね。
スマホの方はこの下にある「読者になる」からお願いします。
アメブロIDをお持ちでない方はブックマークにご登録くださいね