なぜ自殺してはいけないのか -死亡8- | One Size Fits All  思考録

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人生の様々な問題について、一切の思い込みを抜きに感じたことを考えて、本当のことはわからないとわかった上でさらに感じ考える…「本当はどうなんだ!」を追求する究極の思考

さて、前回までの7回で、「なぜ自殺してはいけないのか」について考えてきた。以下まとめておく。


なぜ自殺してはいけないのか -死亡1-http://ameblo.jp/gkwmr402758/entry-10955637809.html

なぜ自殺してはいけないのか -死亡2-http://ameblo.jp/gkwmr402758/entry-10957591333.html

なぜ自殺してはいけないのか -死亡3-http://ameblo.jp/gkwmr402758/entry-10958559909.html

なぜ自殺してはいけないのか -死亡4-http://ameblo.jp/gkwmr402758/entry-10959466942.html

なぜ自殺してはいけないのか -死亡5-http://ameblo.jp/gkwmr402758/entry-10959472896.html

なぜ自殺してはいけないのか -死亡6-http://ameblo.jp/gkwmr402758/entry-10960629830.html

なぜ自殺してはいけないのか -死亡7-http://ameblo.jp/gkwmr402758/entry-10961548131.html


全体の内容のまとめについては、最後の「死亡7」に記載済みなので、そちらをご参照ください。


最後に強調しておきたい点について。

「死ぬことは本当に嫌なことか」の記事でも書いたように、ここでもやはり大事なのは「そもそも自殺は本当にしてはいけないことなのか」を考えることである。

自殺云々の話になると、世間では無条件に「自殺は絶対だめ!何が何でも防げ!」となる。生きているだけですばらしい、だから死ぬことはそれだけで悪いことだ、ゆえに自殺してはならない、ということであろう。

しかし今までの記事で再三述べているように、生きていることそれ自体は素晴らしくもなく素晴らしくなくもない、生きているという事実にすぎず、何のためにどう生きるかで素晴らしいかどうかが決まってくるのである。その裏返しとして、死ぬこともそれ自体は善くも悪くもない。ゆえに自殺もそれ自体は本当はしてはいけないことではないのである。

その事実を認識した上で、あえて言うならば、善く生きる機会を自ら奪うことになるから(orそう考えるならば)、自殺してはいけない、ということである。


この思考プロセスをすっ飛ばして、生命至上主義に捉われていると、よくある人生論・お説教と同じになってしまう。言うのは自由だが、本気で自殺しようとする者に対しては無力である。いかに無力かは、「死亡3」の問答で述べたとおりである。

ということで、この考察でも、最大のポイントは「そもそも自殺は本当にしてはいけないことなのか」にあることを重ねて強調しておきたい。


以上で自殺関連の思考はいったん終わりです。次回以降新たなテーマを考えていきます。