私の心に焼き付いた映画の一場面です。 | 人生を変えた魔法の言葉 〔こ~ちゃんの気まぐれ日記〕

人生を変えた魔法の言葉 〔こ~ちゃんの気まぐれ日記〕

サンジュネス勝俣工一(旧姓せきや)が日々の何気ない出来事や気づいたこと。生きていく中で気力が尽きて崩れかかりそうになったとき、方向を失い迷っていたとき、さまざまな場面に出会い支えられた言葉、感動させられた言葉を送り続けたいと思います。

「セント・オブ・ウーマン」主演:アル・パチーノ

友を裏切った生徒。
友を裏切らなかった生徒の物語。
感動です考えさせられる名場面です。

「誰よりも無残なのは魂を潰された奴だ!」



校長「なんですと!?」

「聞こえたろ?このクソ裁判は一体何だ!」
「何が“ベアード校の名を汚さない”だ!」

「この学校のモットーを当てて見よう

 “告げ口をして自分の身を守れ”

 “でないと火あぶりだぞ”


 ケツに火がつくと!


 ある者は逃げ出し
 ある者は踏みとどまる

 彼は踏みとどまり
 ジョージは親父の懐に隠れた
 
 なのに君ら(学校)は
 ジョージを褒め
 チャーリーを罰するのか!


 話はこれからだ!


 卒業生のことは知らん
 ウイリアム・タフトか
 ウイリアム・テルか

 とにかく彼らの精神は
 死んでしまっている


 今は平気で友を裏切る
 汚いイタチの巣と化した


 こういう連中を育てて
 世の中に送り出すのか


 それは この学校の根本精神を
 踏みにじる事だ!


 何て奴らだ!

 今日のこのサル芝居は何だ!
 
 このサル芝居で
 私の隣の若者だけが
 穢れのない魂を持ち続けている

 ここにいる誰かは
 彼を買収しようと
 甘い話をもちかけた
 彼は売らなかった 」


校長「やめろ!」


「君こそやめたまえ!
 君はとんでもない校長だ!
 
 一発 見舞いたいが
 私は疲れ果てた盲人だ

 5年前の私なら火炎放射器で
 ここを焼き払ってた!


 俺を甘くみるな!


 俺は多くを見てきた
 昔は見える目があった

 ここの生徒より
 年若い少年たちが
 腕をもぎ取られ
 脚を吹き飛ばされた



 だが誰よりも無残だったのは
 魂を潰された奴だ!



 潰された魂に義足は付かない

 君らは この優れた兵士を
 むざむざ故郷へ追い返すだけでなく
 彼の魂を殺そうとしているのだ!

 なぜか

 “ベアード校のなを汚した生徒だから”

 その名を汚しているのは
 他ならぬ君らだ!

 ハリーにジミーにトレント聞いているか!

 貴様らにも言う!くたばれ!」


校長「座ってもらおう!」


「まだ先がある
 あんた(校長)は言った


“ここは この国の指導者の育成校だ”と


 根が腐ってて何が育つのかね?

 この学校の根は腐っている

 どんな指導者を育成しているのやら
 まったく恐ろしい話だ


 私には
 チャーリーの沈黙の正誤は判断出来ない


 だが彼は決して
 自分の得のために
 友達を売る人間ではない!



 それが人間の持つ高潔さだ!

 それが勇気だ!



 指導者が持つべき資質はそれだ!


 私も何度か人生の岐路に立った

 どっちの道が正しい道かは
 判断出来た
 いつも判断出来た

 だが その道を行かなかった
 困難な道だったからだ

 チャーリーも岐路に直面した
 そして彼は正しい道を選んだ

 真の人間を形成する
 信念の道だ

 彼の旅を続けさせてやろう
 彼の未来は
 君ら委員会の手中にある
 価値ある未来だ

 潰さずに守ってやってくれ
 愛情をもって

 いつか それを誇れる日が来る… 」


生徒たちから大喝采




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幸せの窓口 「 サンジュネス 」
勝俣工一