●意識の次元


超能力を説明する最近の理論モデルとしては'次元を用いた考え方があります。


次元はわたしたちが認識できる時間と空間のほかにもうひとつあって、そことの相互作用が行われているというものです。


ここで次元を簡単におさらいしておきましょう。


一次元は世界をひとつの軸だけでとらえる(線)、二次元はふたつの軸(面)、三次元は'幅と高さと奥行きという三つの軸でとらえます(立体)。


三次元までは目で知覚できますが'目に見えなくても明快に存在がわかる次元として、時間があります。


時間の軸も含めてとらえた立体は「ハイパーキューブ(超立体)」という数学上の概念で知られています。


数学者のなかには、もしかしたら宇宙は四つ以上-十一個または二十七個---の次元で構成されているのではないかと考える人がいます。


また、超自然現象を研究する一部の理論家たちは'人の意識は四つの次元を超えて新たな次元に属しているという説を打ち出しています。


この説が正しければ'時空間というハードな四つの軸に'超自然というソフトな軸を五つ目として加えることになります。


もし、わたしたちの心がなんらかの方法で第五次元にアクセスできるのなら'現在知られている自然の法則に反して情報が伝わる現象を説明できるでしょう。


この考え方は今日、科学者にとてもよく知られていて研究も数多く行われていますが'物理的観察によって新次元の存在が立証できない限り、あくまで魅力的な仮説と言わざるをえません。


リアル・シークレット/ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース
¥1,449
Amazon.co.jp