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国際関係
ブッシュの次にアメリカ大統領となるのは?
ジュセリーノ：
:アル・ゴア氏です。
過去に北朝鮮に拉致された被害者は、まだ生きていますか？今後、日本に戻ってくるのでしょうか？それはいつごろ?
ジュセリーノ:
何人かは生きていらっしゃいます。日本に帰国できるのは二〇一六年ごろ
でしょう。
今後五〇年間に、躍進がいちじるしい国はどこですか？
ジュセリーノ:
ドイツ、日本、中国、イギリス、アメリカ、フランス、ブラジルです。
－今後、日本が戦争に巻き込まれることはありますか?
ジュセリーノ:
ミャンマーや北朝鮮とは、国内情勢や経済の隔たりによって対立が起きるでしょう。ただし、この未来は変化する可能性もあります。
今後、世界を巻き込む戦争は起きますか?
ジュセリーノ:これから三〇年間は第三次世界大戦は起きません。しかし、イラン、アメリカ、イスラエル、パレスチナ、パキスタン、インド、ミャンマー、台湾、モルドバなどの国々では、数多くの衝突があるでしょう。
ー北方領土は返還されますか?
ジュセリーノ:
二〇一五年までに返還に向けた動きが出てくる可能性が三〇パーセントあります。
竹島問題は近い将来に解決しますか?
ジュセリーノ:いえ、すぐには解決しません。
ー国際関係は今後どのように変化するでしょうか?
ジュセリーノ:
モンゴルは、世界にとって重要な地域です。
自然環境は一部を残していちじるしく破壊されるでしょうが、経済はよくなるでしょう。
モンゴルは中国と距離的には近いのですが、経済は日本との結びつきが強まります。
日本とブラジルの関係には大きな可能性が広がっています。
経済のみならず、エネルギー開発や環境対策で有意義なパートナーシップを結び、世界的に重要な貢献を果たすことになります。
わたしが「灰色の時代」と呼んでいる二〇一三年から二〇四三年にかけて、自然環境はかなり深刻な問題に見舞われますが、聡明な日本人の技術がブラジルを助けてくれます。
二国間の結びつきはさらに強まり、兄弟と呼んでいい関係になるでしょう。
通貨が世界共通になることはありますか？
ジュセリーノ:それは決してありません。
－韓国と北朝鮮は統一されますか?
ジュセリーノ:
二〇二〇年以降にならないと統一の可能性はないでしょう。
－ミャンマーの軍事政権は今後も維持されますか?
ジュセリーノ:
あの国では大規模な宗教的・政治的対立が起きます。
政権は二〇二九年に終わりを告げます。
－母国ブラジルの今後は?
ジュセリーノ:
ブラジルの場合は、政界で大きな変動が起きるでしょう。
政治家の意識変化で経済には変化がもたらされますが、環境に対する価値観も深めないといけません。
「世界の肺」と呼ばれるアマゾンを守る気持ちを持つことが必要です。
それから、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイの地下にはかなり大きな水源があります。
グアラこ帯水層と呼ばれるもので、世界の真水の三割があると言われて
いますが、これを政府はもっと重視する必要がある。
ブラジル南部で農業が発達し、農薬で水源が汚染されているのです。
みんなが水を使う前に汚されてしまっては困る。その点について政府が危機感を持ってほしいものです。
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