ジュセリーノ未来予知ノート/ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース
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ブラジルの雑誌『レベラソン』のインタビュー(二〇〇七年二月一ー
ー予知夢を見ているときの感覚はどのようなものですか?
ジュセリーノ:大きな出来事や大惨事の予知夢は、見ているときはとても自然です。
わたし自身が、現場の近くにいて事件を目の当たりにしているように感じられます。
すべて明確で立体的です。
-そのとき、あなたの心のなかでは何が起きているのでしょうか?
ジュセリーノ:魂が大きく広がっている、または、精神的な投影が起きていると言ってもいいかもしれません。
精神的な立場で出来事を見ているのだと思います。自分がその場にいると認識していても、肉体はともなっていないのです。
~夢は観察するだけですか。それとも、別な情報も受け取っているのでしょうか?
ジュセリーノ:視覚的な情報以外に、声が聞こえてきます。
その(助言者)はわたしに、人物の氏名、住所、電話番号を知らせてくれます。そして、何をすべきかを導いてくれます。
ー他次元の意識と接触しているのでしょうか?それとも、その声は自分自身が発しているものなのでしょうか?
ジュセリーノ:その点はわたしもよくわからなくて、研究をしているところです。
まだ確実な答えは得られていません。
いま、あなたがおっしゃったもののどちらも正しいかもしれません。
超心理学者などの専門家にも相談しましたが、やはりよくわからないと言っています。
科学は答えを出してくれていません。
ー予知夢とは違うかたちで予知をすることはありますか?
ジュセリーノ:はい。わたしの予知には三つのパターンがあります。
まず、自分で制御することのできない予知夢で、これはもっとも精密な情報が得られます。
二つ目は、オーラを感じること。
わたしに相談を持ちかけてくる人と会ったり、質問の手紙や写真を見たり
したときに、相手のオーラ(生きた人体が発生する磁気力)を介して、自分の潜在意識から返ってくる答えを待ちます。
数日、あるいは一年くらいかかることもありますが、答えが出れば関係者に知らせます。
三つ目は、その場で直接指導をする場合。瞑想的な状態に入り、相談者が求めている情報を得ます。
-(助言者)が、あなた自身に関して特別な指導をすることはありますか?
ジュセリーノ:はい。毎日、何をすべきかを指導されます。
まるで学校の先生に話しかけられているみたいですよ。
ー意識だけの状態で移動するときは、行けない場所はないのでしょうか?
ジュセリーノ:多くの場合、わたしは過去や未来に移動できます。
しかし、接触する場所は、いつも地球や付近の天体に限られます。
ーあなたは自分を普通だと思いますか?
ジュセリーノ:この能力以外に、ほかの人と変わったところはありません。睡眠の専門家に検査をしてもらったこともありますよ。
それによると、通常より三〇~三五パーセント余分にレム陸眠(眼球が繰り返し動き、夢を見ている状態)をしているそうです。
脳の状態はこの点を除いては普通だと診断されています。
ーあなたは宗教的にはどういう立場ですか?
ジュセリーノ:わたしはカトリックの家に生まれましたが、ほかの宗教や哲学もたくさん勉強し、教会などの施設にも通いました。
基本的には神の御心に従う立場であり、徳の育成を試みています。
人は善と愛の行動を起こしながら、各自の信じる宗教についていくべきです。
わたし個人は霊的哲学やエゾテリックを好んでいます。
ー輪廻転生についてはどうお考えですか?
ジュセリーノ:人は成長の務めを終えていないのなら、現世に戻って完遂しなければならない。
役目を果たしたのであれば、戻る必要はないと思います。
-予知した事柄を多くの人々や政府に知らせているのはなぜですか?
ジュセリーノ:被害の規模を抑えたいからです。大惨事が起きる可能性が大きくても、懐疑心をぬぐいされば、被害の回避や縮小は可能だと思います。
自然災害でも当局が対応策を講じれば、多くの命が救われるかもしれません。
ーこれから数年間に起きると予知した大災害の数々を避ける方法はありますか?
ジュセリーノ:完全な回避は難しいかもしれません。
しかし、人類が誤った生き方を正せば、被害の規模や死者の数を減らすことはできるでしょう。
行動や意識をあらためることで、地球をとりまく負のエネルギーを和らげることができます。
人間は、愛・憐れみ・寛容の心をなおざりにし、憎しみ・騎り・欲望ばかりを際限なく育ててきましたから。
それから、猛スピードで進行している地球環境の破壊を食い止めるために、グローバルな視点で行動を起こす必要もあります。
C02とメタンガスの排出を即座に八〇パーセント削減しなければなりません。
森林伐採も完全に中止すべきです。
とくにアマゾンは砂漠化するおそれがあるのです。
人類が行動を改める期限は二〇〇七年二一月三一日です。
それまでに態度をあらためなければ、人口は広範囲で激減しはじめ、二〇四三年までに約八〇パーセントの世界人口が死滅するでしょう。
だからわたしと(助言者)は必死に警告を発しているのです。
予言がこれだけ的中しているのですから、ぜひ耳を傾けていただき、過ちはとうに限界に達したと認識してもらう必要があります。
変化はいますぐ起こさなければなりません。
ブラジルの雑誌『JB』インタビュー(二〇〇六年三月)
-予知能力はいつごろ、どのようにして芽生えたのでしょうか?
ジュセリーノ:すべては一九六九年、わたしが九歳のときに始まりました。最初に予知した事件はアンシエタ街道で起きた交通事故二九七三年に発生)です。
一家四人が死亡するというとても痛ましい出来事でした。
こんな事故が起きることは決して望んでいませんでした。
ーあなたはアメリカのイラク攻撃当時に、サダム・フセインの居所を当てました。それ以前には、世界貿易センターへのテロ攻撃も予言していましたね。どのくらい前に予知していたのですか?
ジュセリーノ:世界貿易センターの事件の場合は、一九八九年から予知夢が始まりました。
当時、わたしは父親のほうのジョージ・ブッシュ大統領に、テロの起きる日付を記した手紙を送りました。
それから、FBI、上院議会、国連、ビル・クリントン氏の事務所など、アメリカの政府機関のいくつかにも送りました。
しかし残念ながら、テロを食い止める策は何ら講じられず、予知は現実になってしまいました。
-そうした惨事でおおぜいの人々が命を落としていることを、あなたはどう受け止めていますか?胸は痛まないのですか?
ジュセリーノ:死者が出るような悲劇を伝えることは、多くの困難と痛みをともないます。
とても苦しいものです。しかし、いまは以前より少し気持ちが落ち着いて、冷静に受け止められるようになりました。
もちろん、予言した出来事が現実に起きなければそれに越したことはありません。
ーあなたの予言で、サンパウロ州知事ジエラルド・アルキミン氏が大統領選挙に当選するとありますが、確率はどのくらいですか?
ジュセリーノ:かれが大統領選挙に立候補しようと考える前から、わたしはすでに本人の名前を口にしていました。
大統領になると一〇〇パーセント信じていますよ。
就任すれば、ブラジル国民の生活状況をよくするために、とても多ぐのことをしてくれるでしょう。
残念ながら現在の大統領(ルイース・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴア氏)は、自分の出身地である北部の住民にさえも援助をしなかった。公約は口ばかりだったのです。
それから、サンパウロ市のジョゼ・セーラ市長(PSDノB党)は、二〇〇六年の選挙でサンパウロ州の知事に立候補すれば当選します。
反対派がいくらお金をつぎ込んでネガティブキャンペーンを張っても無意味です。
(訳注最初の選挙で得票率が五〇パーセントに満たなかったため、一位、二位の二名を対象に二度目の投票が行われ、この二度目の選挙で、アルキミン候補は落選した。一方、セーラ氏はサンパウロ州知事に当選している)
ーブラジルの経済状況について伝えたいことはありますか?疫病の発生についてはどうでしょう?
ジュセリーノ:ブラジルは今後、さらに一〇年間の経済危機を乗り越えなくてはなりません。
二〇一〇年にはアメリカの株式市場が暴落するので、状況はもっともひどくなります。
世界中が混沌に巻き込まれるのです。
また、二〇〇六年九月一九日から二〇〇七年一一月二六日までのあいだに、ブラジルで鳥インフルエンザが流行し、多くの問題に見舞われます。疫病はほかに三つ発生するでしよう。
~続く