ドロレス キャノン, Dolores Cannon, 南山 宏
ノストラダムス霊界大予言

第二十三章 第三次大戦の余波


 紛争から癒しの時代へ

 天幕の周辺へ追い返される鷲は、
 ほかの鳥たちに追跡される。
 シンバルとトランペットと鐘の音が聞こえるとき、
 無感覚な女は感覚を取り戻すだろう。
             (第二巻四十四番)

ノストラダムス-これは反キリストとの戦いでアメリカが喫する敗北をうたったものだ0
同時に紛争の時代とそれに先立つ時期におけるアメリカの政治状況の悪化をも意味している。
自由と正義は戦争状態と反キリストによって麻痔させられていたが'紛争の時代が終わると'人々は勝利と自由を祝いはじめる。
この祝いによってアメリカは'自由の女神像に体現される自由や正義などの概念に再び目覚め、事態は改善するだろう。

 火星と王第が結合し、
 蟹座のもとで悲惨な戦争が起きる。
 直後に新しい王が選任され、
 全世界の人々に長く平和をもたらす0
             (第六巻二十四番)

ノストラダムス-この占星術の星座は'特定の時期をあらわすというよりも寓職として使ったものだO「火星と王第が結合する」は、いちじるし戦争に飢えた指導者をあらわすが'彼はアメリカの大統額だ。
蟹座は'どのように出来事が変化して戦争の機が熱するようになるかをあらわす。
壁座の影響下にある誰かが中心点に存在していて'それらの出来事を戦争に格好な状況におちいらせるのだ。
指導者の一人が'ホロスコープのなかで強力な蟹座の影響力を受けているのだ。

わたし-アメリカの指導者ですか?

ノストラダムス-必ずしもそうとはかぎらない。
この戦争における大〝事件″は'太陽が蟹座のなかで支配しているときに発生する。戦争勃発後、人々は疲弊し、別の大統領を選出する。
平和を望み 平和のために働-新しい王が選任されるのだ。
その後はしばらく平和が続くだろう。

わたし-これまでの研究では王第を木星と解釈し、木星と火星が合を成す時期が求められてきたのです。
それは蟹座の端、つまり二〇〇二年六月二十一日ごろに生じるというのですが。

ノストラダムス-それに近いかもしれない。

アメリカの強固な結束は将来弱まるが、これはそれがまだ維持されているあいだの事件だ。

 水星によって食された隠れた太陽は、
 天空の単なる二番めに置かれる。
 ヘルメスはウルカヌスの食程にされ
 太陽は純粋に黄金色に輝く。
            (第四巻二十九番)

ノストラダムス-この詩のなかでわたしは太陽'水星つまりヘルメス、それにウルカヌスをもっと高度の見地の象徴として用いて、紛争の時代とそれに続く癒しの時代における宇宙的大構想を説明しようとしているのだ。
太陽は、万物の源である宇宙の総合的な力をあらわす。
水星は'科学技術の物質的側面をあらわす。
水星との関連におけるヘルメスもやはり、通信に応用された近代の科学技術をあらわす。
火をつかさどる者を意味するウルカヌスは、この場合は戦争というか、戦争の武器、つまり火を扱う人々をあらわす。
                      

「隠れた太陽」とは、世界が自らの源から轟離してしまっていることをあらわすo そのため、人類は平和と幸福を探しもとめながらも成功しないのだ。
人類はそれを近代の科学技術のなかに発見したと考える。
それが 「太陽はたんなる二番めに置かれる」だ。
第一義に据えられるのは個人的な悦楽と幸福というわけだ。
だが紛争の時代における戦争と虐殺の恐怖へ つまり「ウルカヌス」 の力によって、科学技術のなかには幸福への解答がないと気づくのだ。
それが 「ウルカヌスによって食い尽くされる水星」だO  しかし、紛争の時代が終わって癒しの時代が来るころには'人類は根源へ回帰し、自らの困ってきたるところと、進むべき方向を認識する。
こうして癒しの時代が始まるのだ。
人々は精神的成熟を深め'自分自身を'そして世界を癒す力を身につけながら、さらに成長を耗けて'〟見ている人々″ の共同体に加わる準備を始めるのだ。

 その後遥かな国から、
 黄金の玉座に乗ったドイツ人の王子がやってくる。
 海の向こうから隷属がもたらされる。
 淑女は下位に置かれ'もはや崇拝されない。
             (第二巻八十七番)

ノストラダムス-この詩は二つの別の事件を述べている。
一つは約三百五十年から四百年前に起きた事件で、もう一つはわたしの時代とあなたの時代の両方を含む社会一般に関する意見だ。
「もはや崇拝されない淑女」とは'神の女性的な面が無視され、あしざまに言われてきたことを意味している。
だが'反キリストのあとに平和の時代が来ると'この欠落が償われる。
 古代においては神の女性的側面と男性的側面との両面が崇拝されていたが'男性的面は従属的位
置にあった。

やがて父権社会が始まり、神の男性的側面が崇拝されるようになるにつれて'女性的側面はまったく無視され、定められてしまう。
社会が甘受する必要があり、管理できるのは、男女両性を備えた神なのだ。

人類がもっと均衡のとれた普遍的見識を発達させるには、神のこれらすべての面と閑わらねばならないのだo

わたし-あなたの時代には、カトリツク教会の支配下で男性的な神が崇拝されていたのだと思っていましたが'その発端について言っているのですね?

ノストラダムス-よく聞くのだ。
わたしの時代にもあなたの時代にも'男性的な神が崇拝されている。
しかし、古代においては女性的な神が崇拝されていたのだ。
古典を学んでいれば当然わかるはずのことだ。
そんな教養もないとは'嘆かわしいかぎりだ。
古典の時代は一千五百年以上前だが、ついT世代前にちゃんと古典も教育されていたのに'第l次大戦後はなおざりにされてきた。
これは西洋文明全体にとって重大な損失だ。
 これはノストラダムスとわたしの相変わらずの争点であり'彼との仕事のあいだじゅう続くにちがいない。
彼の時代には古典が教養の高さを示す証拠と考えられていたから'われわれが学校でこれらを教わらないことが理解できないのだ。
彼は実際の 〝古代〟史からいかに焦点がずれてきているかを知りようもなかったのである。
 こういう事情からも'ノストラダムスの四行詩を理解することの困難さがわかると思う。
われわれは現代的な気持ちと教育をもって四行詩を眺めているため'謎に組み入れられている象徴的表現をくっきりと誇張している彼の教養の微妙さがわからないのである。

 新しい共同体の建設

 水陸両方を旅する魚が、
 大波によって岸に打ち上げられるとき
 その形態は外国風で'滑らかで'おぞましい。
 敵は間もなく海から壁に到達する。
            (第一巻二十九番)

ノストラダムス-この詩の解釈を真に受けない人々は多いかもしれない。
「水陸両方を旅する魚」について'わたしの予見したものに一番近いものをこの霊媒の心のなかに探せば、UFOとして知られている概念だ。
闘争の時代が過ぎると、これらの乗り物の背後に存在する勢力とのはるかに密扱な接触が生じるようになる。
その1つは彼らが設置した海底基地に向かう途中で故障を起こし'岸に打ち上げられる。

わたし-彼らが海底に基地をもっているのですか
ノストラダムス-そうだ。
わたし-「敵は間もなく海から壁に到達する」とありますが、UFO内の人々が敵だという意味なのですか?
ノストラダムス-そうだ。
人類は彼らをそう見なすだろう。 
それは人類が怯えているからだ。

わたし-でも'実際には敵ではないのですね?

ノストラダムス-敵もいれば'敵でないものもいる。
わたし-以前、〝ほかの人々″と〟見ている人々″について話してくれましたが、これはまた別の種類の人々なのでしょうか?

ノストラダムス-空の向こうには7集団以上の〝見ている人々″が存在するO 人質に幸福を望むものもあれば、心にもっと利己的な動幾を隠しているものもある。
 新米の人々はそれまで居住可能だった場所を占領し、
 防御なしの建物を建てる。
 牧場、家々'畑'町は喜びとともに奪われる。
 飢僅'疫病、戦争、広大な耕地。
             (第二巻十九番)

ノストラダムス-これはわたしが〝緑色革命″と名づけた出来事を述べたものだ。

反キリストのあと、人々は平和に戻りたくなる。
大地に帰り、その生きることの基本原則に触れたいとの願いから'新しい生活様式が模索され'開発されていく。
ヒントは一九七〇年代初頭のアメリカの社会革命にあったのだ。
新しい共同体'新しい町を建設するには'核家族にとどまらないもっと大きな人間集団が必要になる。
その基盤として、人々は拡大した家族を作りだしはじめる。
 彼らの建設するものは'生態学に充分配慮した'
誰もが大地と身近に暮らせるようなものになる。
持てる力をふりしぼってなんとか大地を癒し'反キリスト後に生まれる新世代をそこで育てるのだ。
その長年月のあいだに荒廃Lt あるいは誤用され'あるいは使用不可能だった土地を、耕作ができるように改善するのだ。
そして'人類がl人残らず平和へと方向転換しはじめるためにも 防御用の建築物は不要になるだろう0わたし-四行目の 「飢健も疫病、戦争、広大な耕地」だけがわからないのですが'これはすでに過ぎた戦争のことですか?

ノストラダムス-そうだ。「広大な耕地」は'人類が始める再建を意味している。都市を取り壊して農耕用地を増やすのだ。これは、都市を建造するために農耕地をつぶしていた二十世紀の潮流と逆行するものだ。
二十一世紀には潮流が変わり'都市を破壊して農耕用地を増やし'再び日光に当てるようになるのだ。

わたし-わたしは'土地を巡って人々が激しく対立するという意味ではないかと思っていましたが。

ノストラダムス-いや、反キリストの時代にきわめて大量の死者が出るために'地球上にはそれほど多-の住人がいな-なってしまうのだ。
土地は充分にいきわたるだろう。
人々は争いにうんざりしているためへ 土地が不足してくる場合には、目の前の土地をめぐって争うかわりに、土地をもっと作るようになる。
誰もがたっぷりと持てるようにだ。

 この詩の前半は彼の説明と矛盾するようだ。
「新米の人々はそれまで〝居住可能″だった場所を占儲し、防御なしの建物を建てる」。
だがこれは悪意のない都訳上の間違いか、印刷ミスだろう。
プランス語の辞書を引いてみたところ'案の定、原文にある〟inhibitable″ は英語では 〝uninhitable″(居住不可能) になると判明した。
興味深いのは'わたしがプレソダに英語訳を読んだとき、ノストラダムスは自分の予見の意味を正しく知っていたためにその間遣いを無視したことだ。これもやはり、われわれが現実にこれらの予言詩の作者本人と接触している例証である。

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温暖化の本当の怖さはバランスを崩していく過程でも様々な弊害もありますが

反動としての氷河時代へ逆戻りすることです。

その崩れ方が大きいほど発生の可能性は確実になります。

また、ノストラダムスが言っているのは

気象の変動が当然に人間社会へも影響をあたえ

便乗して反キリストが現れるということであり

温暖化=気象変動が反キリスト=人災(3人目の反キリスト)を呼び寄せることです。



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