宿毛で「ちきゅう」一般公開 | 宿毛本町活性化クラブ NEWS板+α

宿毛で「ちきゅう」一般公開

宿毛ほんまち

2006年01月23日 高知新聞 朝刊ヘッドラインより


「ちきゅう」見学4万人突破 宿毛でも一般公開

 独立行政法人海洋研究開発機構が運用する地球深部探査船「ちきゅう」(約57,000トン)の一般公開が宿毛市でも21、22の両日行われ、計9723人が最新鋭の“洋上の研究所”に目を見張った。同船の見学者は昨年9月以来、通算4万人を突破した。  


 幡多地域や愛媛県南部を中心に、大分県などからも大勢が詰め掛け、宿毛湾港池島岸壁では乗船を待つ長い行列。まず、掘削技術をビデオ学習し、衛星利用測位システムや360度回転する6つのスクリューで船を定位置に保持する仕組み、科学掘削船では初めて導入された「ライザー掘削システム」(大口径管の中にドリルを通した二重構造)などが紹介された。  


 研究施設では、昨年11月に下北半島沖で試掘された試料も展示され、数十万年前の地層に見学者も興味津々。CTスキャンや磁場を遮断した分析室の前では、説明を聞く人で列が進まなくなる場面も。  高さ130メートルある掘削用やぐらを前に、「大き過ぎて写真に入りきらない」との声も聞かれた。  


 同船の一般公開は昨年9月の横浜港(神奈川県)を皮切りに6港目で、見学者は延べ4万3866人に。22日に通算4万人目となったのは、愛媛県愛南町の石村聖(まさし)さん(43)一家で、操舵(そうだ)室で市山和男船長からクリスタルガラスの置物を贈られた。

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【写真説明】4万人目の見学者となり、市山船長=右端=から記念品を受けた石村さん一家

 石村さんは「科学技術の粋を集めた船を見る機会はめったにない。刺激を受けたこの子たちの世代が地球の謎を解いてくれることを願っています」と喜びを語っていた。

同船は30日まで宿毛湾港池島岸壁に停泊。児童生徒を対象に学校単位で見学会を開く。

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【写真説明】機器だけでなく海底地層の採掘方法についても説明が行われた


SMP

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Duran Duran
Duran Duran 1981