あすは春といふ夜
なにとなく心さやぎていねられずあしたは春のはじめとおもへば
―良寛
あけましておめでとうございます
元旦の深夜は
いかがお過ごしですか
【銀座クラブ由美】www.yumi-ito.com
の2015年の年賀状は
上記
良寛の歌を引用しました
そして、
由美ママの今年の賀状は
拙著三冊を並べてみました
↓↓↓
****************
ちなみに
昨年の年賀状は、以下のブログをご覧下さい
↓↓↓
*霞立つ春の初めを今日のごと見むと思へば楽しとぞ思ふ!【赤坂津やま】&【日本橋ゆかり】特製おせち! (2014年1月1日号)
さて、
由美ママんちの
2015年の元旦の夜食は
先ず
【日本橋ゆかり】のお節から始まりました
↓↓↓
http://www.nihonbashi-yukari.com/mt/archives/2012/04/post_356.html
この
“おせち”とは
現代では
お正月に食べる“祝い重”を
“おせち”といいますが
その起源は古く、
弥生時代に遡るとされています。
また
自然の恵みに感謝し、
収穫された作物を神様に供えることを
「節供(せっく)」といい
元旦や五節句の折に供えたものを料理して、
大漁や豊作を願い振る舞われた料理を「御節供」と呼ばれ、
その後
略されて“お節”となりました
そんな由来の
“御節”ですが
“一の重”は、
お屠蘇を祝うための祝肴(数の子、田作り、黒豆、たたきごぼう)や
口取り(かもぼこ、伊達巻、栗きんとんなど)を詰めます
口代わりの酢の物と焼き物を詰めます
そして
“三の重”は
筑前煮や煮しめなど、
季節の野菜などを使った煮物を詰めます
↓↓↓
献立の説明を加えますと…
数の子
“ニシン(二親)”は卵が多いので子宝や子孫繁栄を願う縁起物。
田作り
“田作りという名前は、田を作るというところに由来し、
鰯の肥料を使った田んぼが豊作だったことから、別名ごまめ(五万米)とも呼ばれる豊作を祈願する食べ物。
黒豆
黒色は道教で魔除けの色とされ、
この一年まめ(まじめ)に働きまめ(健康)に暮らせるようにと
邪気を払い、無病息災を願っ、た食べ物。
「黒く(真っ黒に日に焼けるほど健康に)まめに暮らす」
という語呂合わせからという説も
たたきごぼう
ごぼうは、地中深く根を張るので家がその土地にしっかりと根を張って安泰にという願いが込められ、
また、その色や形が黒い瑞鶏(豊作の象徴)に似ていることから
豊作を願って食べられます。
“たたきごぼう”は、別名“開き牛蒡”ともいわれ、運が開くという意味も持っています。
紅白かまぼこ
かまぼこの形が“初日の出”の形に似ていることから用いられ、
赤色は魔除けを、白色は清浄・神聖を表し、紅白で縁起が良いとされています。
伊達巻
伊達巻の「伊達」は、華やかさや派手さを表し、華やかな卵焼きという意味で“伊達巻”という名前がついたとかの説と、
伊達政宗が魚のすり身に卵を混ぜて焼いたものを好んで食べたなど、諸説あります。
伊達巻の形が巻物に似ていることから
文化の発展または、学問や習い事の成就を願う食べ物。
栗きんとん
きんとんは漢字で金団と書き、
その字の通り金の団子、つまり金銀財宝を意味し、金運を呼ぶ縁起物。
紅白なます
紅白の色は水引を表しており、平安と平和を願う縁起物。
ちょろぎ
ちょろぎは「長老木」「長老喜」「千代老木」「長呂貴」といった
おめでたい漢字が当てられ、長寿を願う縁起物。
酢蓮
蓮根は、仏教で仏様のいる極楽の池に生えるけがれの無い植物とされています。
たくさんの穴があることから将来の見通しがいい(先見性がある)という縁起を担いだ食べ物
菊花かぶ
旬の蕪をおめでたい菊の花に飾り切りし、紅白の酢の物にしたのが“菊花”かぶで、
長寿を願う縁起物として食べられます。
また、武家社会では、“かぶ”は兜に通じることから、頭(かしら)を目指すようにと、
縁起のいい食べ物として広まったともいわれています。
海老
海老の姿に例えて腰が曲がるまで長生きしますようにと長寿を祈る食べ物で、
赤は魔除けの色で色が晴れやかであることから縁起の良い食べ物。
ぶり
鰤が成長と共に名前が変わる“出世魚”にあやかって出世を願う食べ物。
鯛
祝いの席では、「めでたい」の語呂合わせから。
うなぎ
うなぎ登りにあやかって、出世を祈願するもの。
昆布巻き
こんぶは養老昆布“よろこんぶ”で、不老長寿とお祝いの縁起物。
「子生(こぶ)」の字をあてて、子孫繁栄を願うものでもあり、
また、巻物に通じることから“伊達巻”同様、文化の反映や学問成就の意味も持つ。
煮しめ
根菜野菜などを煮た“煮しめ”には、家族が仲良くいっしょに結ばれるという意味があります。
先ず“煮しめ”の
*「里芋」は、
―親芋にたくさんの小芋が付くことから、子宝に恵まれますようにという願いが込められています。
*「くわい」
―最初に大きな芽が出ることから「めでたい」にかけて、出世(芽が出る)を願った食べ物で、
黄色に色づけ(クチナシで着色)することで財を表し、お金や豊かさを祈願します。
また、昔の仮名遣いで「か」を「くわ」と書いたことから、
くわい→かい→快で、一年を快よく過ごすことができるようにという説もあります。
*「陣笠椎茸(椎茸)」
―椎茸の笠を陣笠に見立て、元気、壮健への願いが込められています。
*「楯豆腐(豆腐)」
―含めた高野豆腐に焼き目をつけて楯に見立て家が守られるようにという祈りを込めたもの。
*「手綱こんにゃく」
―武家社会の名残りで、手綱を締めて心を引き締め、己を厳しく戒め戦いに備える心を養うということを意味しています。また、「結び目」が「円満」「良縁」に通じることから、縁を結ぶという縁起を担いで用いられます。
*「梅花にんじん」
―梅は、花が咲くと必ず実を結ぶことから縁起ものとされ、にんじんの赤色は寿をあらわすとも言われています。また、丸く模ったにんじんは、日の出にんじんと呼ばれ、まんまるは良縁を意味します。
*「たけのこ」
―筍は子供がすくすく育つように、天に向かって伸びるので、立身出世を願いながら、その成長する様子を家の繁栄にたとえたなど、様々な説があります。
以上…etc
http://ii-nippon.net/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%A2%A8%E7%BF%92/1166.html
***********
今朝は
そんな
“ゆかり流お節”の一品一品を
ひとつひとつの縁起をかつぎながら
食べたく思う由美ママでした
今年もよろしくお願い致します
【日本橋ゆかり】
東京都中央区日本橋3-2-14
03-3271-3436
http://www.nihonbashi-yukari.com/
野永喜三夫三代目
*****************
****************