一梱の傀儡 五十余年
今日打砕す 大道朗然
―武野紹鴎
この週末
由美ママは
土曜日より大阪へ行き
親しくさせていただいてる
伊勢正三さんhttp://www.ise-shozo.com/
の大阪NHKホールで開催された
『伊勢正三 Complete Best LIVE《かぐや姫~風~Solo》』
へと出かけておりました
由美ママの大阪は
昨年10月以来ですが
↓↓↓
*深秋や浪花艶歌の秋祭り!浪花の歌姫豪華競演!神野美伽&中村美律子【新歌舞伎座】&【北新地ふじ田】 (2012年10月28日号)
正やんの“大阪公演”は
昨年9月にも行きました
↓↓↓
*伊勢正三プロデュースLIVE【君と歩いた青春】at大阪城ホール!12000人が青春にプレイバック (2012年9月22日号)
さて、
正やんのサウンドに癒された
翌日曜日は
今年1月に
大阪【太閤園】http://www.taiko-en.com/
の総支配人に就任された
村田茂樹氏を訪ねて
【太閤園】内の料亭『淀川邸』へと出かけました
大阪【太閤園】庭園一枚岩の石橋より茶室【大炉】を望む 伊藤由美ママwww.yumi-ito.com
【太閤園】庭園
この
【太閤園】は
明治42年頃、
当時
関西財閥の雄であった
藤田傳三郎翁が淀川畔に築造した
網島御殿にまで
その歴史を遡ることができますが
本邸、西邸、東邸・・・と
豪壮を誇った邸宅のほとんどは
昭和20年の戦災によって失われていました。
しかし
そんな中
唯一残された“東邸”が
『淀川邸』として、
現在も大正ロマンの薫りを漂わせています
また
7000坪の広大な敷地に築かれた
築山式回遊庭園には、
小豆島や生駒山などから集めた
自然の奇石、珍石を庭石として使用。
さらに
古き由緒ある灯籠、石仏塔などを
日本全国から集め、築山造園した庭園は
今もなお
都会のオアシスとして
訪れる人々に深い安らぎをもたらしてくれます
【太閤園】ガーデンチャペルVENT VERT
奇岩前 由美ママ
文化人としても名を馳せた
藤田傳三郎男爵の
その藤田家の東邸であり、
99年の歴史を誇る
【淀川邸】をバックにして撮影
桃山~江戸時代 一枚岩の石橋
室町時代の茶人で堺の豪商武野紹鴎の塔
掲出句には
上記“塔”にちなんで
紹鴎の辞世の一句を用いましたが
この800坪の壮大な“東邸”【淀川邸】には
庭に面した大広間に
「紹鴎の間」として名を残します。
“東邸”こと【淀川邸】唯一の洋間「藤の間」シャンデリア
「羽衣の間」
「紹鴎の間」
当主の居室「松の間」
由美ママは
この豪奢な邸内見学の後、
“香雪斎”の号を持ち
近代数寄者の第一期に名を残す
優れた茶人傳三郎男爵が
趣向を凝らして造営した茶室
【大炉(おおろ)】を予約して
ランチタイムに入りました
淀川邸 茶室【大炉】
この
茶室【大炉】は
池に張り出す形で造られていて
裏千家十一代・精中宗室(玄々斎)の考案とされ
“大炉”を備えた六畳敷の座敷ですが
現在は一尺四寸の炉に改修されています。
そんな【大炉】での
この昼の献立は・・・
前菜は、河豚の白子豆腐 ポン酢ジュレ、甘鯛けんちん、生湯葉、いくら、菜種真砂子和合、のし梅、慈姑煎餅
吸物は、伊勢海老真丈のお椀
季節三種盛のお造り
焚合は、海老芋、松笠床節、新筍、梅人参、平豆
焼き物は、
この日も“肉食獣”の由美ママが満足する
北海道牛のフィレ肉石焼
“北海道牛”は、先日贔屓の【シェイノ】や【トロワフレーシュ】でいただきました
↓↓↓
*鮭のぼるまつはりのぼるもののあり!京橋【シェイノ】幻の時鮭のマリネ&北海道牛フィレ肉&鹿肉の夕餉 (2013年1月18日号他)
*山川のなほきはやかに寒き色なす正月の紅梅の花【トロワフレーシュ】蝦夷但馬牛ヒレと野崎牛サーロイン (2013年1月11日号他)
揚物は、雲丹磯辺揚、河豚天婦羅、車海老葛餅、辛子蓮根、雪の下
食事はふぐ雑炊をリクエスト
デザートはメロン&苺
この日は
大寒とは思えぬ
暖かな午後でしたが、
由美ママは、
静寂に包まれた雄大な
【太閤園】の庭園美を眺めながら
優雅でモダンな薫り漂う
絢爛豪華な『淀川邸』を散策し、
村田茂樹総支配人との再会を祝い
茶室【大炉】にて
茂木朗調理長の懐石料理を
ゆったりと堪能したひとときでした
大阪【太閤園】
大阪府大阪市都島区網島町9-10
料亭『淀川邸』
06-6356-1110
06-6357-0507
総支配人 村田茂樹
営業支配人 篠原正幸