草の花はなでしこ唐のはさらなり大和のもいとめでたし・・撫子のごとく凛として日本の心を歌う神野美伽 | 銀座由美ママの心意気

銀座由美ママの心意気

働く女の心意気を、銀座という世界を通して、様々な観点から表現したくブログを始めました。 そんな銀座ママの日常です。どうかご笑覧下さいませ。





なでしこがその花にもが
朝な朝な手に取り持ちて恋ひぬ日なけむ
―大友家持





文月の頃から開花する花に
ピンク色の可憐な「撫子」がありますが、
この花は「我が子を撫(な)でるようにかわいい花・・・」
からこの名前が付けられたとされています。



この「撫子」には、早咲きと遅咲きがあり、
よく見られるのは、「河原撫子(かわらなでしこ)」ですが、
“河原”より、野山の明るい草原などに多く咲いているのに、
なぜかこの名前が付き、
“秋の七草”の一つに挙げられている「撫子」とは、
「河原撫子」のことです・・・



また、中国から平安時代に渡来した「 唐撫子(からなでしこ:石竹)」に対して、
日本古来の在来種は「大和撫子(やまとなでしこ)」と呼ばれ、
その清楚でつつましい姿を日本女性に重ねるようになりました。




ただ、現代は「大和撫子」・・・という言葉に抱くイメージも様々で、
「古風、清楚、可憐、慎ましい、奥ゆかしい、一途に男性に尽くす・・・」など

人によって「大和撫子」のイメージが異なることでしょうが、
そんなルーツを思い浮かべながらこの花を眺めてみると、

また新たなインスピレーションが沸いてくるのかのようで
可憐なゆえに不思議な花ですね・・・



銀座由美ママの心意気-神野美伽リサイタル2010

由美ママは先日、京ごふく『ゑり善』 http://www.erizen.co.jp/ では、神野美伽さんへのお誕生日プレゼントに、

そんな“撫子柄”の浴衣を選びましたが、美伽さんは来たる10月1日(金)に「This is “L”」と題するリサイタルを開きます音譜

*神野美伽 → http://www.shinno-mika.com/index.htm


音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜
銀座由美ママの心意気-神野美伽リサイタル案内
音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜




ところで、掲歌の万葉の歌は、
「あなたが撫子の花だったらなあ。そうしたら毎朝、手に取って愛でるのに・・・」
と大友家持が坂上大嬢(さかのうえのおおいらつめ)に贈った歌ですが、
この歌は、ほのぼのとしていて、いかにも大切に想い合う若い二人を髣髴させますね。

(由美ママも想い人に言われてみたい・・・なぁ・・・ラブラブ・・・)




草の花はなでしこ
唐のはさらなり 大和のもいとめでたし
―清少納言「枕草子」より




今日は野や近所の公園に
いかにも奥ゆかしく、麗しい・・・
そんな“輝く目”「撫子」の、涼しげで優しい佇まいを

愛でられるようなよき一日をお過ごし下さい。
そして、日本の伝統色“撫子色”の、優しいピンク色の出で立ちで

「大和撫子」のごとく凛として歌う

神野美伽さんを http://profile.ameba.jp/mika-shinno/

これからも応援いただけますこととよろしくお願い致します!!