故郷や どちらを見ても 山笑ふ ―子規
先週金曜日関東地方では、高気圧に覆われ、四月下旬並みの陽気となり、
一斉に撒き散らされたスギ花粉に悩まされた由美ママでしたが、
今日9日は、また“寒”が戻る寒さとなり、こうして一進一退を繰り返しながら
まもなく“春本番”を迎えますが、
雨模様の今朝はいかがお過ごしですか?
思えば如月晦日は“雪”が降り、そして迎えた弥生でしたが、
ようやく掲句のごとく「山笑う」季節を迎え、若芽色が美しく芽生える季節となりましたね。
大阪“北新地”には由美ママ贔屓のふぐ屋 北新地『ふじ田』(2009年10月21日号)
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10369607909.html
が在ります。
名物“ふぐブツ”
さて、春の季語の中でもこの「山笑う」は、そのひと言だけで春の歓びが伝わり、
その姿は、冬の間に深い眠りにつき鈍色にくすんだ山々が、
真白の夢からようやく目覚め、俄かに色彩を帯びだして来る様子を表しますが、
とくに花粉を撒き散らした後のスギは、よりいっそうの緑色を増し、竹の葉も青々と輝いてきて、
その間に咲く山桜が薄桃色に染め、ぼんやりとした彩りを添える光景は、
まさに「山笑う」姿そのものですね。
ちなみに「山笑う」の語源は、中国北宋の画家・郭熙の画論「山水訓」の中にある
「春山は淡冶として笑うが如し・・・」からの出典とされ、
この他の季節は、夏山は「滴る」
秋山は「粧う」
冬山は「眠る」・・・とそれぞれの“山”となるそうです。(毎日新聞 「余録」より)
由美ママ大好物の“ふぐから揚げ”はカラッと揚げられ香ばしい!!!
関西名物?“焼きふぐ”
夫婦で営む家庭的な『北新地 ふじ田』は、毎夜常連客で賑わっていますから、是非ご予約下さい。
*『北新地 ふじ田』 tel 06-4799-1287
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-11-7 1F www.yumi-ito.com
“MY FAVORITE”
どうか今週は、そんな「山笑う」風情を堪能し、その草木が齎す緑色から、平穏さや、寛ぎ、安らぎ・・・と云った心の平和を楽しめる様な、優雅なひとときをお過ごしください。