元日や 上々吉の 浅黄空・・・“井上誠一設計”の風格と趣ある名門6『浜野GC』でのお正月 | 銀座由美ママの心意気

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働く女の心意気を、銀座という世界を通して、様々な観点から表現したくブログを始めました。 そんな銀座ママの日常です。どうかご笑覧下さいませ。







元旦や 大樹のもとの ひとごころ ―「春秋稿」白雄
 
 

新しい年を迎え、早、三日となりましたが“正月三が日”はいかがお過ごしですか?

 



銀座由美ママの心意気-1月2日浜野GC

由美ママの正月二日は、雄大にして繊細さを兼ね備えた“井上誠一設計”の名門『浜野GC』http://hamano-golf.co.jp/ へと出かけました。



銀座由美ママの心意気-1月2日浜野GC 池

クラブハウスから眺めた凍った池・・・

銀座由美ママの心意気-1月2日浜野GC 樽酒

『浜野GC』の樽酒は2010年の“庚寅”ではなく、“甲子(きのえね)”でした・・・





2010年は“庚寅(かのえとら)の年”にあたりますが、その使い方は「十干(じっかん)」と呼ばれ、

「十二支」とこの「十干(甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸) 」とを組み合わせることによって、

六十の組み合わせが出来ますが、

昔はこの「六十干支(ろくっじっかんし)」を、年や日に割り振ることによって、

その年や日付を示した歴史があります・・・


今年は十二支の“寅”の前に“庚”が付く「庚寅」ですが、
「十干」の起源は古く、古代中国の「殷」の時代に遡り、

この時代は、“十日”を“一旬”と呼び、この“十日ごとに繰り返される日”に

それぞれ名前を付けたのが始まりとされています。




ちなみに、現代でも「1月上旬」のようにひと月を上・中・下旬・・・と、およそ“十日”に分けて呼ぶのは、

この名残で、やがて「十干」全てを、「木火土金水」の五つの根元的成分から生み出されるとした“五行説”と

結びつき、五つをさらに「兄(え)・弟(と)」に分けたものと対応させるようになり、

そのため“庚”1文字で「金の兄(かのえ)」と読むようになったようです。

http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KOHO/faq/reki/jyuunishi.htm




銀座由美ママの心意気-1月2日浜野GC  由美ママスイング

銀座由美ママの心意気-1月2日浜野GC  由美ママスイング2

銀座由美ママの心意気-1月2日浜野GC  由美ママスイング3  

池越えのプレッシャーにも負けず、“浅黄色”の空高く「ナイスショット!」の由美ママ


銀座由美ママの心意気-1月2日浜野GC  奈美スイング

銀座由美ママの心意気-浜野GC  奈美スイング2

銀座由美ママの心意気-浜野GC  奈美スイング

がんばれ!キリンズ!!!

銀座由美ママの心意気-浜野GC

前回はこの池↑↑↑に2球打ち込んだキリンズ・・・(今回は見事セーフ・・・やったネ!!!)





さて、話を正月に戻しますと・・・

白雄の掲句は「東都鶏旦」との前書きがあり、江戸の正月を謳歌した様を詠っていますが、

この前書きの意味は、俳句歳時記では、“元旦の朝”は「鶏旦」とし、

また元旦に朝の訪れを告げて鳴く“鶏”を「初鶏」とも呼んだことに由来します。




ところで、清少納言は、百人一首の歌に・・・

「夜をこめて 鳥の空音ははかるとも 夜に逢坂の関は許さじ」

と、鶏鳴を真似て関門を脱け出た中国の函谷関の故事にちなんで、こう詠みましたが、

その故事から、“鶏”は、「関路の鳥」との名が付き、“人を力付け助けてくれる”鳥となりました。



また日本各地の“鶏伝説”の中には、幸運を運び金鶏星に住む「金鶏」と云う鶏もいて、

その“鶏”は、“黎明を告げると天下の鶏が応じて啼く”とされました。(中日新聞 “中日春秋”より http://www.chunichi.co.jp





銀座由美ママの心意気-浜野GC  クラブハウス前  
“井上誠一設計”風格と趣あるゴルフコース『浜野GC』クラブハウス前 http://hamano-golf.co.jp/





元日や 上々吉の 浅黄空 -小林一茶



今年は、“浅黄色の空”の下、「関路の鳥」はどう鳴くのでしょうか・・・?

古来よりの「金鶏伝説」に習って、この2010年には、長寿や幸福に恵まれる“吉事”のみを告げていただきたいものですが、どうか60年ぶりの「庚寅」に期待して、幸せ多き年となりますようお祈り申し上げます。