白露の 色はひとつを いかにして 秋の木の葉を ちぢに染むらむ―藤原敏行
朝晩の肌寒さに、ようやく晩秋らしい気配を感じる頃となりましたが、
柔らかな日差しに包まれた“秋日和”の日曜日はいかがお過ごしでしたか?
今年、11月上旬の東京は“暖冬”だったため、日本列島を南下する錦秋の世界には、まだまだ程遠いようですが、それでも少しずつ、東京近郊の野や山が美しく彩られる“紅葉”の季節がやって来ましたね。
“ゴルフ日和”の日曜日、由美ママwith キリンズは、友人の元木佳代子プロが総支配人を努める『ベルセルバCC』http://www.belle-co.com/belleselva/index.html
へと出かけておりました。
さて、山を美しく染め上げる“紅葉”を代表する「楓」の代表種は「イロハ紅葉(もみじ)」ですが、
この「楓(かえで)」の語源は、元は万葉の頃、葉の形が「かへる(蛙)」に似ていたため“蛙手(かえるで)”
と呼ばれたことにはじまり、それが転じて、“かへんて”“かへて”となり、“かえで”となったと言われていますが、「イロハ紅葉」の名は、掌状に5~7裂する葉の先を、「いろはにほへと」と数えたことに由来します。
また、「紅葉(もみじ)」の語源は、秋に赤や黄に変わる様子を、
“紅葉づ(もみづ)”と言ったことに基づいていますが、「楓」と「紅葉(もみじ)」は、植物分類上は同じでも、
「楓」の中で、特に“紅葉”の美しい種類を“モミジ”と呼ぶとの説もあり、
盆栽の世界では、葉の切れ込みの数や、切れ込み具合によって“両者”を呼び分けているとも言われています。http://www.yonemura.co.jp/main/engei/hyappan/momizi.htm
『ベルセルバCC』 INコース内で“紅葉づ”黄金の木立・・・
元木佳代子プロのワンポイントレッスン! 頑張れキリンズ!!!
由美ママは、“ぎっくり腰”が再発しない程度に・・・ナイスショット!・・・(まだ・・・やや不安・・・?)
*由美ママ“ぎっくり腰編?”は→→→http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10363369666.html
ところで、何故、秋の葉は美しい色彩なのか・・・?不思議に思いますが、
その理由としては、樹木が厳しい冬に耐える態勢を整える・・・と云う「自衛説」や、
また、代謝がおちて色素が出来てしまう・・・などの「命運説」など様々ですが、
そんな中、掲歌の「古今和歌集」からの一首は、
「秋になるとなぜ木の葉の色が変わるのか・・・?」ということの理由付けとして、
「“白露”は無色なのに、どうして秋の木の葉をさまざまな色に染めるのだろう・・・」と、
この歌には“白露”による「染色説」が詠み込まれていて、この方が風雅な感じがして、
落葉の前触れのような“紅葉”も、葉の老化が進んでのこととは思えないような気がしますね。http://www.nurs.or.jp/~satomi04/child/child10.htm
“落ち葉拾い”・・・ならぬ“落ち葉噴射?”も、初冬の風物詩ですね~~
秋の露 色いろことに 置けばこそ 山の木の葉の ちぐさなるらめ
―「古今和歌集」
こんな秋晴れの空には、野や山に“紅葉”が映える頃ですから、どうか今週は、“山の木の葉”の“ちぐさ(様々な様子)”を観に、紅葉狩りなどへと出かけられるようなよき一週間をお迎え下さい。そして今宵由美ママは、ゴルフウエアから“紅葉”のごとく絢爛豪華な出で立ちに着替え、銀座へ向かおうと思っております。