創世記第1章28節に、神が人間を造られた時に人間に対して・・・
「あなたの子孫は地の全面に住み地を従わせるのである。
わたしは魚、鳥、そしてすべての野生動物をあなたに任せる」
とおっしゃり、神は動物と仲良くしようとする者として、人間をお造りになりました・・・
そんな神が、“動物と仲良くするもの”として造られた人間社会の現実は、1日になんと1000匹!
犬や猫が処分される哀しい実情があります。
昨日の由美ママブログhttp://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10353070142.html や、
杉本 彩さんのブログhttp://ameblo.jp/sugimoto-aya/entry-10352320354.html
また、友人のトレンダーズ経沢香保子さんのブログhttp://ameblo.jp/trenders/entry-10353204131.html
でもすでに紹介しましたが、
この哀しい現実を描いた問題作『犬と猫と人間と』が、まもなく公開されます・・・http://www.inunekoningen.com/
さて、ドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と』とは・・・
日本全国で、年間に「処分」される動物の数は約35万頭・・・
毎日、約1000匹近くの犬や猫が殺されていることになりますが、そんな飼い主に見捨てられた悲惨な犬や猫たちの現状を映し出した、胸を打つ作品です。
映画は、「不幸な犬や猫を減らしたい・・・」という、一人の猫好きのおばあさんの思いから生まれ、その言葉に心動かされた飯田基晴監督は、カメラを片手に、犬と猫を取り巻く全国の様々な現場、果てはイギリスや過去に及ぶ、4年に亘る長い旅を敢行し、各地を転々としながら、そこから映し出される映像は・・・
犬と猫のかわいい姿だけでなく、行政施設でまもなく殺処分されるという哀れな姿や、捨てられた命を救おうと奮闘する人々の姿。
そして知られざる多くの事実と、浮かび上がる私たち人間の業など様々な立場の人々を捉えていき、人間社会全体に根ざした深い問題を作品の中で浮き彫りにして見せています。
しかし、作品自体には、目をそむけたくなるような現実も映し出される反面、その姿に涙しながらも、観終えた後は不思議と、救いようのない不快な重さや罪悪感には引きずられず、合間に登場する犬と猫のユーモラスな姿が笑いを誘うこともあり、
温かなタッチでほのぼのと、動物たちと人間のふれ合いを映し出しています。
そして、淡々とした監督自身のナレーションが観る者の感情を鎮め、困難にめげず活動し続ける人々の生き方が、潰れそうな気持ちを励ましてくれます・・・
確かに、動物のことやそんな映画には興味が湧かない・・・という人もいるでしょうが、
でも、映画が進むにつれ見えてくるのは真の人間の姿だと気づかせてくれ、
この映画には、感傷を乗り超えて、社会を見つめ直すためのヒントがあるうえ、今ペットを飼っている人も、飼っていない人も、『犬と猫と人間と』を観て、もう一度、動物たちとの接し方について考えてみてはいかがでしょうか?
そして、由美ママも、彩さんとともに、自分にお手伝いできる何かを探したく思いました・・・
*『犬と猫と人間と』はユーロスペースにて10月10日より公開・・http://www.inunekoningen.com/
http://news.walkerplus.com/2009/0806/5/ http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=228 http://www.youtube.com/watch?v=Kc62evWPYPw