角膜拡張症(エクタジア)治療経過です。

治療前の角膜の形。
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右目。角膜形状の異常はさほど大きくはありませんが、-1.5ディオプター程度の乱視あり。

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左目。

こちらのほうは明確に角膜の下の部分がゆがんできています。

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視力はひどく悪いわけではないものの、乱視による見えづらさ、それから、ここ数年の経過で特に左目のゆがみが明らかに進行しており、早めの治療を必要とする状態です。

治療は、

角膜の厚さに比較的余裕がある右目はフラップ側をラゼック治療で乱視矯正し、角膜を固めるクロスリンキング治療。

左目は角膜もかなり薄くなっていたので、ラゼックの適応はなし、角膜内リングでの突出部位の補正、そして進行予防にクロスリンキング治療を行いました。

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治療1週間目の角膜の形、右目(写真左側)は治療前の黄色いゆがみが消えています。

左目(写真右側)も治療前にあったつよいゆがみ(赤)がなくなりました。

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視力は1週間の時点で両目とも1.2。

ご本人の自覚でも視力表のC(ランドルト環といいます)が何重にもみえたのがひとつになったとのこと、経過は良好、ですがまだ1週間目なのでしばらくは経過観察です。