看板犬の紹介です
うちの看板犬は
黒のラブラドールレトリーバーの女の子
現在13歳です
おばあちゃん犬となり
今まで暮らしていた2階に登れなくなりました
そこで1階のサロン部屋を2階にし、
下のフロアで暮らせるようにしたのです
今年 2021年の1月から
サロン部屋が2階になりました
看板犬は玄関で会うだけですが、
会ったら
ヨシヨシしてあげてください
では看板犬の紹介です
我が家は盲導犬協会の
繁殖犬ボランティアとして
この犬を迎えました
繁殖犬とは盲導犬候補の犬を産む、
お父さん、お母さん犬の事です
看板犬は
4回の出産で、合計27頭のこどもを産みました
こどもたちは 15頭が盲導犬に、
3頭が繁殖犬に、
また 3頭が学校やいろいろな場所で
デモンストレーションを行うPR犬になり、
他の6頭は家庭犬として
新しい家族と幸せに暮らしています
2021年 1月15日 現在 孫は90頭
ひ孫は 現在 40頭以上
（もう把握できません）
その孫たちも盲導犬や繁殖犬として数頭デビューし、ひ孫たちはパピーウォーカーさんの家で育てられたり、訓練犬として頑張っています
盲導犬について 伝えたいこと
時々 「盲導犬なんてかわいそう」と
言われる事があります
かわいそうと言う人の話を聞いてみると
「人間の都合で犬らしくない生活になる」
「訓練は虐待だ」ほとんどがこの意見です
まだまだ 盲導犬について
知られていないんだと 感じます
でも ここが知ってもらう
チャンス！
盲導犬になるまで、ざっくり説明すると
骨格、性格、健康面で選ばれた犬が
繁殖犬としてお父さん、お母さん犬になります
生まれた子たちは ２ヶ月間たっぷり
お母さんと過ごした後、
パピーウォーカーさんと呼ばれる
ボランティアさんの家で
1歳になるまで過ごします
1歳になるとパピーウォーカーさんの
家族から巣立ち、訓練に入ります
このお別れの場面がときどき
テレビで放送されています
かわいがっていた犬と離れるのですから
辛いですよね。
「それがかわいそう」という意見も
ごもっともです
でもパピーウォーカーさんと離れても
時期が来れば面会もできる、
様子を聞くこともできます
どのパピーウォーカーさんも
何頭も続けてボランティアをされています
訓練も遊びの延長です
遊びながら 人、もの、を通して
様々なことを学びます
訓練を経て盲導犬になれる犬は
4割と言われています
盲導犬にならなかった犬は
家庭犬として新しい家族に迎えられて
幸せになるのです
盲導犬にならなかった
犬について
※盲導犬にならない犬は
ダメな犬ではありません
どの犬も訓練、しつけはできています
盲導犬訓練犬は
ユーザーさんの命、そして自分の命を
守るために難しいテストを重ねていくのです
１頭の犬に どれだけたくさんの人の願いと
希望と思いが込められているでしょうか
ボランティアの願いはただ１つ
盲導犬だけではなくすべての犬、
そして動物の幸せです
人間は どういう選択をすべきか
目の前の命は いつも教えてくれます
看板犬の 繁殖犬時代
初めての出産のとき 優しい顔をしています
今は引退をして看板犬として
のんびりと過ごしています
黒い看板犬は
お散歩はあまり好きではない
できればおうちで寝ていたい
好きな言葉は 「いただきます」
嫌いな言葉は 「ごちそうさま」
言ってみたい言葉は「もう食べられない」
そんな黒い看板犬を
どうぞよろしくお願いいたします
お客様に会えるのをとても楽しみにしています
