【2024年能登半島地震支援】被災地レポート⑧輪島市役所から輪島港区域 | アジア太平洋子供救済センター・この指とまれ

【2024年能登半島地震支援】被災地レポート⑧輪島市役所から輪島港区域

【2024年能登半島地震支援】被災地レポート⑧輪島市役所から輪島港区域




   ↑ 市街地と道の駅輪島「ぶらっと訪夢」

◆2024年3月21日 被災地レポート⑧輪島市役所から輪島港区域

3月21日輪島市役所訪問の前に、輪島道の駅から都市計画道路河井町横地線(約500㍍)を通り中央市街地を視察。沿道では、商店街が形成され市民生活をささえている重要な道路だったと伺えた。また輪島港マリンタウン朝市通りへのアクセス道路でもある。最大震度7を観測された輪島市、商店街はもぬけの殻、家屋の損壊が酷く、立ち入れない状況。ブルーシートで応急処置の店、木造の家は傾いていたり、2階ごと潰れていたり、瓦が道路に散乱してたりと…鉄筋コンクリート7階建のビルが大通りの道路に倒れたまま。そこから、岐阜県高山市の宮川朝市•千葉県勝浦市の勝浦朝市と並ぶ日本三大朝市の一つ「輪島朝市」通りに繋がる。観光名所「輪島朝市」では、強い揺れで大規模火災が発生。塩害防止のため板張りの木造住宅が多く、密集していて狭い路地が多く約300棟が焼け、焼失面積約5万平方メートルにも燃え広がり一面焼け野原になっていました。大津波警報下、地震の影響で消火栓が使えず次々燃えていったそうです。輪島湾も目の前、地震発生直後に第1波の津波が到達。11分後には、最大1.2メートル以上の津波も観測されました。多くの方が犠牲者になり、行方不明者もいます。震災から3ヶ月あまり経ちますが、大通りは通行できますが、ガレキを撤去する重機などの車両も見当たらず、手付かずの倒壊家屋や一面焼け野原の朝市、多くの店が立ち並んでいて観光客で賑わっていたはずの一帯は、ゴーストタウン化していました。市立輪島病院から川を挟んで反対側には、仮設住宅が立ち並び、完成間近のようにはみえましたが、生活再建の遅れをとても感じました。

この地域一帯の視察を終え、輪島市役所に今回の震災において災害支援物資支援の活動報告書を提出するため表敬訪問に向かいました。


  ↑ 河井町中央市街地

  ↑ 7階建てビル倒壊

  ↑ 輪島朝市

   ↑ 仮設住宅建設中