お越しになったみなさま、どうもありがとうございました。
受講生全員が参加した懇親会でも、お一人ずつお話をじっくり伺えて楽しかったです。
2時間半で私をのぞく6名全員が話し終わったくらいでお開きとなりました(笑)。
久しぶりにパソコンを出さない懇親会。こういうのはいいですね。
様々な特技や経歴や経験をお持ちの方がいらっしゃって、お話をうかがうのが楽しかったです。
翻訳者の飲み会らしからぬ、コンパみたいでした、とある参加者からコメントをいただきました(笑)。
さて、セミナーの内容報告です。
![イケてる](https://emoji.ameba.jp/img/user/sa/santos100/170197.gif)
男性:3名
女性:3名
![イケてる](https://emoji.ameba.jp/img/user/sa/santos100/170197.gif)
特許、医薬、バイオ、化学、IT、翻訳者、通訳者、翻訳会社、フリーランス、英語、スペイン語
![イケてる](https://emoji.ameba.jp/img/user/sa/santos100/170197.gif)
上書き翻訳の概要を実際のファイルを使って説明しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150414/18/gidgeerock/0a/a0/p/t02200153_0800055713276121238.png?caw=800)
これまでのセミナーと同様に、上書き翻訳の肝である「一括置換」の方法を最初に説明いたしました。
以下の図では③部分です。「ぱらぱら 」という一括置換支援ツールを使います。
この一括置換の癖を理解すると、その前処理(置換用用語集づくり)と後処理(並べ替え、翻訳)で何をすれば効率化できるのか、自分で考えられるようになると思います。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150414/18/gidgeerock/28/00/p/t02200098_0800035613276121237.png?caw=800)
機械分野の特許翻訳の場合には原文の語数・文字数の1パーセント程度の用語集があると、かなりの数を置換できると思っています。つまり、1万語の英文明細書であれば、上位の100語をしっかり作ると、明細書内の主要な用語をかなり置換できるということです。10万語の辞書を持っている必要はありません。
その理論を元に、「頻度のヒント 」という使用されている用語のカウントツールを使って、必要な用語集を作る方法を紹介しました。上記で①のプロセスです。
これ、けっこう便利な考え方・ツールの使い方だと思います。
いろんなツールを組み合わせるヒントを紹介しました。
ショートカットキーにマクロを登録して効率を上げる方法も例を示しました。
できるところから、ほしいツールだけを活用していただけたらと思います。
![イケてる](https://emoji.ameba.jp/img/user/sa/santos100/170197.gif)
懇親会で受講いただいた方々のお話を聞かせていただき、地方にすごい(=変な=面白いw)方々がたくさんいらっしゃるんだなと思いました。
FacebookやTwitterなどのSNSをやっていない翻訳者の方々ってたくさんいますね。私のセミナーにいらっしゃる方の多くはSNSやっていないのではないかなと思います。
そういう方々に直接会ってお話しをうかがうのは素晴らしい機会だと思います。普段聞けないようなお話ってありますからね。
独自に翻訳手法を確立されている方がけっこういらっしゃいます。
大阪のセミナー後の懇親会でお話を伺ったときにも思いました。
そういう方々の処理量ってすごかったりします。雑誌にもSNSにも某団体の統計データにも出てこないんですが。
そして、なぜそのような処理量が可能かということもお話に説得力があるのです。
ツールの使い方も大切ですが、ツールとの向き合い方(ツールに使われない・必要なツールだけを使う)、翻訳そのものへのスタンスだったり、生活スタイルだったりするようです。
そもそも、SNSに時間も集中力も奪われないので、その時点で処理量が増えているようです。仕事も家事も忙しいので、そもそもSNSに時間を割けないとか。なるほど。
いろんな学びのある博多出張でした。
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