カーソル位置を覚えておけば、どこからでも戻ってこれますマクロ | みんなのワードマクロ

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ライターにとって、翻訳者にとって、「検索と置換」ダイアログボックスの使いこなしはマストですね。


ところが、この「検索と置換」ダイアログボックスでちょっとした弱点があります。


「検索と置換」ダイアログボックスで語句を入れて、特定の文字列を検索するのはいいのですが、その後、元のカーソル位置に戻ってこなければなりません。


直前の編集位置にジャンプ 」なんて機能も実はWordは持っているのですが、編集していない場合にはカーソルが戻ってこられないのです。


そこで、Wordのブックマーク機能を使って、カーソルをジャンプさせるヒントを紹介します。




▼マクロの解説
カーソル位置にブックマークを入れる
ActiveDocument.Bookmarks.Add Range:=Selection.Range, Name:="ブックマーク名"

このブックマークのいいところは、すでにこの「ブックマーク名」によってブックマークが設定されていても、同じブックマーク名に上書きができるところです。




▼マクロの解説
ブックマークの位置にカーソルを移動
Selection.GoTo What:=wdGoToBookmark, Name:="ブックマーク名"

カーソルの移動先が同じ画面内であっても、カーソルが移動すると画面がスクロールしてしまいます。

なので、小さな移動で何度も使うと少しめまいがしてよろしくないかもしれません。



▼マクロの解説
ブックマークを削除
ActiveDocument.Bookmarks("ブックマーク名").Delete

いらなくなったブックマークを削除します。

ブックマークがあるからといって、悪さをするわけではないのですが、移動後に削除するとか、文書を閉じるときに削除するとか、そういう工夫があってもいいかもしれません。




▼ブックマークの有無を確認
If ActiveDocument.Bookmarks.Exists("ブックマーク名") = False Then Exit Sub

ブックマークが文書に設定されているのかを調べます。




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