WordからGoogleの検索を自動化するソフト「右クリックでGoogle! 」の使い方について、いろいろと紹介してきました。
最近、私のブログ記事に連動して情報をご提供いただいている水野麻子さんの記事「Google検索 裏ワザその3 」で、以下のようなことが書かれていました。
(引用開始)
ただ、どういう加減なのか (1)日本語版Googleに上記のように手作業で入力した場合と、(2)右クリックでGoogle!のコマンド指定して検索した場合と、(3)英語版Googleに上記のように手作業で入力した場合では、検索結果が異なることがよくあります。
(引用終了)
そうなんです。ヒット件数に違いが出ますね。ばれましたか(笑)。。。
ヒット件数に違いが出る要因として、安藤進さんの「ちょっと検索!翻訳に役立つGoogle表現検索テクニック 」のP.62によると、以下のように書かれています。
(引用開始)
・ドメイン名 「www.google.co.jp 」 「www.google.com」
・IPアドレス 「216.239.59.104」 「64.233.187.993」 ・・・
・言語指定 [hl=ja] [hl=en]
・複数の単語を入力する語順
・データベースを更新する期間
(引用終了)
上記のような複数の条件が重なって、ヒット件数に影響を及ぼしているようです。
▼右クリックでGoogle!の場合
「右クリックでGoogle! 」では、プログラム上、検索コマンド入力欄に入力した言葉が、検索文字列として最初に書かれる仕組になっています。
なので、この語順に縛られる可能性があると思います。
あと、同じ語順でも検索結果が違う場合には、言語指定の差もあると思います。
私はこのプログラムを作成するときに、グーグルの検索結果の表示用のURLを簡略化して作り直しました。
そのときに、「言語指定」自体を除外しています。
理由は、「シンプルなURLがほしかった」から(笑)。
▼コードの紹介
以下のリンク先に表示されるコードを利用しています。
(2)ワード画面から右クリックでグーグル”フレーズ”検索するマクロ
(3)ワード画面から右クリックでグーグル”ワイルドカード”検索するマクロ
ちなみに、Logophile
におけるグーグル検索でも、上記(1)で紹介したような簡略化されたURL(言語指定の記述がないURL)を用いていますね。
▼URLの違いの確認方法
結果として、私が作ったURLによる誤差が存在しうると思います。
ためしに、同じ検索式を使って、(1)正規にグーグルに入力した場合と、(2)右クリックでGoogle!から検索した場合とで、URLに表示されている文字列を比較してみてください。
URLの違いがわかると思います。
URLが表示されているのは、たとえば、ブラウザの以下の場所です。
▼ヒット件数の違いへの対策
大変申し訳ありませんが、具体的な対策はちょっとわかりません。
私は実務上はこのヒット件数の違いはあまり問題にならないと思っており、本件については知っておりましたが研究を進めていません。
もし気になる方がいらっしゃいましたら、いろいろと比較をして具体的なヒット件数の違いをお調べください。
そして、興味深い結果がでたら私にご連絡ください。
次のバージョンアップの対象にしてみます。
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