ハカリの精度 <永久保存版> | ぎっちょ31  

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昨日の記事の派生ネタをもうひとつ

バネバカリの誤差はバカにできない、というのは常々聞いており理解していたが

今回だってその誤差が
「少なめ」で出たのか「多め」に出たのかもわからなかった
なので確かめたんだが・・・良かった~少なめに示してて、多めに示した誤差なら「目測」は更に開いていたからな(笑)

バネバカリと同じ原理の
フィッシュグリップにハカリも付いたようなタイプでも同じ現象が出るようで
目方を正確に知りたい場合は精度の良いハカリで計るに限る

しかし「重量」も釣りあげ直後と数時間後の持ち帰って計る時とでは差が生まれる
当然ながら魚体もデカイほど差も増える
また、5~6時間もストリンガーで海につけてても目方は減る
スズキや青物などのフィッシュイーター系は口周りに違和感がある時によく吐くのか!?魚じゃないからよくわからんが魚を掛けた後のファイト中もジャンジャン食った小魚を吐いているのが見える時がある、チンタラやり取りしてるとヘタすりゃ腹パンで食ってた個体も全部吐き出した姿にもなりかねん
メーター近くある記録モンのスズキが腹パンで食ってる小魚の量ってバカにできんぞ
ルアーマン御用達系の魚じゃなくてもアラなどもよく吐く魚だ
上から吐くだけじゃない、沖磯に上がって朝イチで釣った魚を回収まで何時間もストリンガーで海にぶら下げてたら、下からだって目方が減る、吐きもすりゃ~クソもたれるだろ
大事にストリンガーでぶら下げてる間に、自己記録の魚はどんどん目方が減ってることになる
釣りの帰りに、この辺だと某大型釣具店あたりに立ち寄って計量したら9.8kgだった魚はストリンガーでぶら下げる前には10kgだったかもしれない

ましてそれが「自己記録」だったとしたら、「まあ、イイや」でなかなかスルーできね~だろ!?


「重量」だけじゃない「全長」も大事
「全長」は、死後硬直や氷漬けで冷やされて縮んだりするのを避けるため活かして持ち帰れば釣りあげ直後とほとんど変わらないだろう
しかし死ねば、縮み始める、まして狭いクーラーボックスに押し込まれオマケに氷で冷やされるとジャンジャン縮む
「自己記録として残したい!!」と思うなら、ましてそれが一生モノの、例えば「石鯛の71cm」なのか「69cmなのか」じゃまったく変わってくる
「71cm/6.1kg」を釣ったとする
「ヤッター!ヤッター!自己記録!」帰ったら魚拓だの剥製だの希望が膨らむ
死なないようにストリンガーに丸1日ぶら下げて回収の時間まで海にぶら下げておく、回収の際に40リッターほどの小さなクーラーに押し込めて(ヘタすりゃココに氷まで入っていたりする)持ち帰る、帰り道、某大型釣具店で計量してもらう
釣具店に着く頃には死んで死後硬直でカチコチで魚体は曲がりもしない、ヘタすりゃ氷まで入れられてキンキンに冷やされてる

「69cm/5.9kg」です・・・と店員に言われる

まして、公的な場、釣具店で計量したら「いや、あれは70あった」などと往生際の悪いことなど言えない
計るからには、そんな往生際の悪いことが無いように「魚の管理」も大事

ストリンガーでぶら下げて、いろんなもんを吐いたり出したりしなきゃ「6kg」あった魚が
ストリンガーに丸1日ぶら下げたばっかりに計量する時には「5.9kg」になっていた

生きてりゃ「71cm」だった魚が
小さなクーラーに押し込まれ、まして食うための鮮魚のごとく記録モノに氷も入れて持ち帰ったとなりゃ~確実に70cmは切ってくる

そんな一生モノを氷漬けするバカが居るんだな
「後生大事に氷漬けして!!食うのかよ??」
食う石鯛は2kgのヤツで十分だろ??

71cmは、魚拓取って、更に奮発するなら剥製作って終わりだろ??
食うための鮮度保持で氷漬けにして「釣具店で計量した、いわば公式記録を69cm」にしてまで食おうとすんのか??

いや「69cmでオレはイイ、記録モノの魚も食ってやるまでが供養、2kgの石鯛だろうと、70cmの石鯛だろうとそれは変わらん。オレの心の中だけであの魚は71cmだったという満足があればイイ。他の誰にも往生際の悪いことなど言わん」などと悟ったようにカッチョイイスタンス持てるなら70cmの石鯛をキンキンに氷漬けして持ち帰ってイイだろう
しかし、実際の計った数字は69cmでも「いや、あれは71cmあったハズ」などと往生際の悪いことを言うくらいなら「氷漬けなんかするなよ!!食うの??」と言いたくなるのだ


一生で「二度」無いようなレアな事には「どうすればベストか」をよ~~く考えないと
「失敗した~、次はちゃんと・・・」はね~んだぞ!!
「やりなおし」はね~んだぞ!!


で、ハナシは本題の「ハカリ」
JGFAなどの記録申請に使うハカリは「精度が証明」されたもので計って申請する必要がある

冒頭のハナシのようにハカリの精度なんて、モノによっては大きな誤差が出る

オレの実家にあるハカリはいまだに定期検査を受けている
オレが島に居た頃に定期検査を受けていたので、オレが居なくなっても親父が続けて定期検査を受けているようだ
ず~~っと検査を継続して受けていたので、たとえ検査を忘れていても、検査する人が来島した際にはウチに訪問してくれるので継続的に検査を続けられている
ウチの実家のハカリは信頼できるハカリってこと

検査で、誤差の無いしっかりしたハカリですよと証明されればこんな証明シールがつく

(画像はネットで拾ったサンプル)