中露は5月中旬に地中海で合同演習を計画、参加予定の中国のフリゲート艦2隻が黒海へ入った背景 | Ghost Riponの屋形(やかた)

Ghost Riponの屋形(やかた)

 お気に入り動画の整理&保管庫

ここ最近の流れがまとまっており、わかり易いと思います↓
最近キレがある、櫻井ジャーナルであった。
確信して記事を書いている印象ね。



中露は5月中旬に地中海で合同演習を計画、参加予定の中国のフリゲート艦2隻が黒海へ入った背景
2015.05.08 櫻井ジャーナル
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201505080000/
 中国のフリゲート艦、「臨沂」と「濰坊」が黒海にあるロシアのノボロシスク海軍基地へ5月8日に入ったと伝えられている。5月16日から21日にかけて地中海で実施する予定の中露合同軍事演習に参加するのだという。ロシアと中国は経済面だけでなく、軍事的にも関係を強めている

 この2カ国を接近させた大きな理由はアメリカ(ネオコン/シオニスト)の暴力的な動きにある。調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュが2007年3月5日付けのニューヨーカー誌で書いているように、アメリカはイスラエルやサウジアラビアと手を組み、シリア、イラン、そしてレバノンのヒズボラに対する秘密工作をその時点で始めていた。

 その工作によってイスラエルの安全を保証し、アメリカ、サウジアラビア、その他のスンニ派諸国はイラン問題で手を組むとしている。パレスチナで強い影響力を持っているハマスが持っているイランとの関係を断ってイスラエルに対する攻撃を抑制させ、すでにシオニストのコントロール下に入っているファタハとの連携を話し合わせようと考えたとされている。

 ハマスが創設されたのは1987年だが、その歴史は1970年代の前半までさかのぼることができる。ムスリム同胞団のアーマド・ヤシンなる人物がガザ地区で活動を本格化させ、1976年にはイスラム協会を設立させている。この間、イスラエルはPLOのヤシル・アラファトに対抗するできる勢力を育成するためにヤシンを保護していた。そしてハマスが出現するわけだ。同胞団とペルシャ湾岸産油国との関係を考えると、このプランは十分に実現可能なものだった。

 また、ネオコンが主導権を握っていたジョージ・W・ブッシュ政権はシーア派、つまりイランを押さえ込むためにスンニ派諸国と連合、スンニ派の中心的な存在であるサウジアラビアはシリアのバシャール・アル・アサド政権を弱体化させるために資金や物資を提供することになったという。

 この秘密工作の中心には、アメリカのリチャード・チェイニー副大統領、ネオコンのエリオット・エイブラムズ国家安全保障問題担当次席補佐官やザルメイ・ハリルザド、そしてサウジアラビアのバンダル・ビン・スルタンがいたと言われている。

 本ブログでは何度も書いてきたことだが、ネオコンのポール・ウォルフォウィッツ国防次官(当時)は1991年にシリア、イラン、イラクを殲滅すると話していたという。これはウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官が公言している話だ。その翌年、国防総省の内部ではアメリカを「唯一の超大国」と位置づけた世界制覇プランを「DPG(国防計画指針)」の草案という形でまとめている。

 このDPGの基本的な考え方は、国防総省のシンクタンクONA(ネット評価室)で室長を務めてきたアンドリュー・マーシャルのもの。それをベースにして、ウォルフォウィッツ、ハリルザド、I・ルイス・リビーらが作成した。こうした経緯があるため、この指針を「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」と呼ぶ人もいる。

 ブッシュ・ジュニア政権は2003年にイラクを先制攻撃して破壊、2011年からリビアやシリアをアル・カイダ系戦闘集団を使って攻撃、リビアの体制転覆には成功した。この段階まではロシアもアメリカに信頼感を持っていたようだが、リビアでの出来事を目撃してからネオコンは単なる無法者にすぎないことを悟り、シリアやウクライナでは厳しい態度で臨んでいる。一連の出来事を見て中国もアメリカの正体を確認、ロシアとの関係強化に向かうことになった

 ネオコンはネオ・ナチを使ったクーデターでウクライナを乗っ取るが、その大きな目的はふたつある。クリミアなど重要な軍事拠点を押さえてロシアを締め上げ、石油/天然ガスの取り引きを通じて強まってきたEUとロシアとの関係を破壊することだ。この取り引きを破壊することでロシアの財政にダメージを与えられるとも考えたのだろう。

 ところが、ロシアは早い段階でEUに見切りをつけ、中国との関係を強め、トルコとのビジネスも進める。この結果、最もダメージを受けたのはEU。ネオコンの戦略ではEUも潜在的なライバルであり、弱体化させる対象のひとつと認識しているアメリカにとっては悪くないのだが、これによってEUの内部でアメリカ不審が膨らむことになった

 かつて、イスラエルは狂犬のようにならなければならないと同国のモシェ・ダヤン将軍は語ったが、ネオコンの考え方も同じ。日本のような国が相手なら、脅せば簡単に屈服するだろうが、ロシアや中国が相手では無理。それにもかかわらず、ネオコンは核戦争の準備を進め、ボリス・エリツィン時代のようにアメリカの巨大資本に従属しなければ、核戦争を始めると脅している。

 その脅しに安倍晋三政権は日本も組み込もうとしているわけで、中国との戦争を視野に入れているだろう。実際、日本の防衛省では「今なら中国に勝てる」と公言している人もいるようだ。ネオコンの戦争は核兵器が使われる可能性が高いが、そうでなくとも「核地雷」を海岸線に張り巡らせている日本が戦争後も存在しているとは思えない。(東アジアを核汚染し、太平洋を死の海にすると脅しているつもりかもしれないが。)

 こうした流れを見て、EUでも少なからぬ人が目を覚ましつつあるようだ。冷静にアメリカを見れば、すでに破綻国家だということがわかる

 1971年にリチャード・ニクソン大統領がドルと金との交換停止を発表した時点で経済は破綻していたのだが、産油国に石油取引をドルで決済させ、利益はアメリカ財務省証券などの購入に使わせてドルをアメリカへ還流させるという「ペトロダラー」の仕組みを築いて支配システムの崩壊を不正だが、現在、ロシアや中国は貿易のドル決済を止める方向へ動いているようだ

 石油相場の下落によってロシア経済にダメージを加えようとした人もいるようだが、その結果、アメリカのエネルギー産業はダメージを受け、サウジアラビアも手持ちの資産を売却する動きを見せていた。ドルを発行して物を買い、そのドルを回収して固定化するという仕組みが崩れると、アメリカという国も崩れる。中国の提唱で設立が予定されているAIIB(アジアインフラ投資銀行)へアメリカの「同盟国」も大挙して参加するのは、そうした事情があるからだ


イエメン情勢は、↓の記事を読めばカラクリが見えてくる。
シンプルな視点でわかりやすい。



イエメンのフーシ派を攻撃しているサウジはアル・カイダの黒幕で、特殊部隊を送り込んだとも
2015.05.07 櫻井ジャーナル
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201505070000/
 イエメンでの戦闘に関し、西側のメディアはフーシ派をイランの傀儡として描いているのだが、歴史的にフーシ派とイランとの関係は薄く、そうした話は単にサウジアラビアの侵略を正当化する口実に使われているだけのようだ

 本ブログでは何度も書いているようにサウジアラビアはアメリカやイスラエルと同盟関係にあるのだが、そのアメリカから提供されたクラスター爆弾をサウジアラビアは今回の攻撃で使用しているようだ。これはジョージ・ソロスとも関係がある「人権擁護団体」の「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」が発表した情報だ。アメリカを後ろ盾とするイスラエルやキエフの軍隊は白リン弾やクラスター爆弾を使っているようで、似たことを同盟国のサウジアラビアも行っているわけだ。

 この三国同盟が傭兵として使っているのがアル・カイダ(戦闘員のデータベース)系の戦闘員。IS(イラクとレバントのイスラム首長国。ISIS、ISIL、IEIL、ダーイシュとも表記)もそこから派生した武装集団で、演じている役割は同じ


これらを観察すると、世界の紛争は、ネオコン/シオニストに起因しているように見えますね。


参考資料として↓
アメリカ(ネオコン/シオニスト)の司令塔ジョン·マケイン。



ジョン·マケインと、ISISのボス アルバグダッド(モサドのエージェント)
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-11980040066.html
5
John McCain speaking with ISIS chief Abu Bakr Al-Baghdadi (aka Elliot Shimon, Jew) circled in red!

・The last photo is courtesy of our own CNN, who photographed the man talking to John McCain face to face. If anyone is having trouble recognizing this man, I’ll give you a big hint. When they let him out of an Iraq prison in 2009, he said, “I’ll see you in New York.”

6
Simon Elliot (Elliot Shimon) aka Abu Bakr Al-Baghdadi was born of two Jewish parents and is a Mossad agent.




ジョン・マケインと、射殺された反プーチン政権指導者ボリス・ネムツォフ氏
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-11995698534.html

Boris Nemtsov, outspoken Putin critic, shot dead in Moscow
Posted 7:55 PM, February 27, 2015, by CNN Wire, Updated at 07:56pm, February 27, 2015
http://foxct.com/2015/02/27/boris-nemtsov-outspoken-putin-critic-shot-dead-in-moscow/