CDA
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●解説
アニメ『機動戦士ガンダム』のキャラクターである
シャア・アズナブルを主人公に、
後にクワトロ・バジーナとしてエゥーゴに身を投じるまでの
一年戦争終結からグリプス戦役にかけての空白の7年間を、
主にハマーン・カーンとの関係に主軸を置いて描いた作品。
『0083』『Z』『ZZ』『逆襲のシャア』の
登場キャラクターやメカニックも一部登場しており、
時間軸のつながりを感じさせる構成となっている。
~Wikipediaより~
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●感想
なんか今さらですが、
会社の昼休みの暇つぶしに、友達に借りて読みました。

ガンダムAで連載を読んでいたときは、
内容はまあまあだけど、画に不満があったんですよね。
特に背景。
苦手なんだろうけど、背景なさすぎ。
でも、
雑誌サイズからコミックサイズに縮小されたことで、
背景がないのは連載時ほど気にならなかった。
ただ、
MSや戦闘シーンに迫力がないとか、
キャラの構図がワンパターンとか、
その辺は、連載時とコミックとで印象変わらずだったけど、
まあ、買ったのではなく借りたので、
そのくらいは許容範囲かな?(笑)

この作品でのポイントは、
ハマーン・カーンの人格の豹変、
シャアがクワトロ・バジーナになり、エゥーゴに入った理由、
・・・だよね。

この作品のハマーン・カーンは、
見た目も性格も、
可愛らしく大人しくピュアな少女に描かれているのだけど、
それがなぜ?
いったい何があれば!
顔つきや性格まで、あんなに怖い女性に変貌してしまうのか?
連載時は、途中までしか読んでいないので、
そこを一番の楽しみに読みました。

・・・
結論から言えば、
理由がきちんと説明しきれていないです。
肝心の理由も正直、その程度のことで人格変わるか?
・・・と感じました。
でも、
何でどう心が傷つくか!と言うのは人によって違うので、
その辺のアプローチがしっかりと描けていれば、
あの理由でも悪くはないと思います。
ただ、前フリやプロセスはあんなにゆっくり
(よく言えば丁寧に)描いてきたのに、
ラストは、無理矢理終わらせた感が半端ないです。

それに、
シャアがクワトロ・バジーナになるエピソードなんて、
もはやおまけのような扱いで、その理由もまるで、
しつこい女(ハマーン)から逃げるために連邦へ逃げた
・・・ようにも感じました。
シャアが主役なんだから、そこはもっと、
ちゃんと描こうよぉ~。

でも、買ったのではなく、借りたので、
まあまあ楽しめたけどね。
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