バイエルン・ミュンヘン vs アーセナル FC | ぶらりサッカー観戦記

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2017年3月までの間のドイツを中心とするサッカー観戦について、できるだけ現地の雰囲気をゆるーい感じで伝えます。

さて、ブンデスリーガは前回でついに終了。今回はいよいよ決勝トーナメントが再開したUEFAチャンピオンズリーグです。帰国前で忙しいにも関わらず、ミュンヘンまで行ってきました。幸いなことに気候も暖かく、一時期のような冷凍マグロの気持ちになる感じではなかったです。
 
CL決勝トーナメントのベスト16、第一戦の試合はバイエルン・ミュンヘン vs アーセナル FCの対決。このカード過去5季中で4回目。
 
2012/13 ベスト16
2013/14 ベスト16
2015/16 GS
2016/17 ベスト16 ←今回
 
となっています。しかもすべてバイエルンが勝利し、アーセナルは毎回のようにベスト8進出を阻まれるという。今季のバイエルンは過去程圧倒的な力が感じられないので、勝つなら今回だったわけですが。。。。。。
 
そんなわけでバイエルンのホーム、アリアンツ・アレーナ。夜はライトアップされます。最近では、赤だけでなくドイツ代表色だったり、赤白だったりと様々なパターンもあります。
ブンデスリーガも素晴らしい雰囲気ですが、CLもまた違った雰囲気。
ちなみに、ブンデスリーガのチケットはオンライン購入するとPDFが送られてきてそれを印刷すればチケットになるというものでした。バイエルンも例外ではありません。しかし、今季?今年からなんとスマホチケットでペーパレスにも対応したようです。
スマホがあれば何でもできる時代になりました。
 
リーグ戦で苦しむバイエルンは、フランク・リベリ、ジェローム・ボアテングが怪我で欠場。そんなスタメンは以下の通りです。
 
先日今季限りで引退を表明した主将フィリップ・ラーム、現ドイツ代表主将マヌエル・ノイアー、ロバート・レヴァンドフスキなどなど欠場する選手がいる中でもそうそうたるメンバー。
しかし、今季絶不調のトーマス・ミュラーがベンチスタートでした。
そして選手紹介が始まります。
ブンデスリーガの選手紹介は、どのチームも大きく変わらないのですが、やはりこの苗字をみんなで叫ぶというのがテンション上がります。
選手紹介も終わり、CLおなじみのアンセムから選手入場です。
 
例年通りであればバイエルンが圧倒的に有利ですが、前日にあのバルセロナが0-4の大敗を喫するということもあり、決勝トーナメントまで来ると何が起こるかわからないのがCL。バイエルンが70%近いボール保持率から、ほぼハーフコートのゲームような展開。そして、大方の予想通りバイエルンが幸先よく先制に成功します。決めたのは、アリエン・ロッベン。ブンデスリーガを見ている方はたいていわかると思うのですが、そこは空けちゃだめだろというほどのロッベンの得意な形からゴールだったと思います。
 
試合の展開からもやっぱりバイエルンかと思われましたが、PA内のハンドを2回見逃し、明らかなコーナーキックをゴールキックにするという誤審が多発。そして、不可解な判定によりアーセナルがPKを獲得。一度はノイアーがセーブするものの、こぼれ球を押し込まれてアーセナルが貴重なアウェイゴールを奪い同点とします。
 
このまま1-1で前半を折り返し、ようやくアーセナルがベスト16、むしろバイエルンの壁を崩せるのかと思われましたが、エースFWレヴァンドフスキが勝ち越し。
 
さらに、チアゴが2得点。
 
 
あっという間に4-1となりました。個人的にアリアンツ・アレーナの得点シーンのアナウンスの掛け合いが好きです。相手チームが何点決めていようが「null(ヌル:ゼロ)」と叫ぶところは他チームと変わらないのですが、「Danke!(ダンケ)」「Bitte(ビッテ)」のところが特に。
 
3点差となったバイエルンですがそれだけでは終わらず、今季不調のミュラーが途中交代からさらに1点追加。
 
結局終わってみれば5-1の大勝。セカンドレグをやるとしても、アーセナルにとってかなり厳しい点差となってしまいました。
 
満員のアリアンツ・アレーナはさぞご機嫌でしたでしょう。
ブンデスリーガでは珍しく独走とはいかないバイエルンですがなぜなのか疑問なほど、強すぎでした。BVBファンの自分としてはCL以外でバイエルンが勝つことは面白くないのですが、今季のBVBのタイトルは正直なところもう無いも同然。なので、ラームには有終の美を飾って欲しいです。
ラームですが、シャビ・アロンソも今季で引退するとかいう話も。この試合でこの人のダイレクトパスは恐ろしいほど正確で90分彼を見ているだけでも面白かったです。ボールの持ち方、視野の広さなどなどまだやめるのは・・・・・・と思いますが。。。。。