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さいたま市[大宮/西大宮]
心と身体の自然治癒力を高める
アロマ&メンタルケアサロン
*ゼラニウムガーデン*
オーナーセラピストのいそむらゆうこ です。
3月は進学や就職など、
新生活へ向けての準備の季節ですね。
高校や大学の卒業とともに
親元を離れる方も多いですよね。
そんな時、親との関係に問題を抱えている方のほうが
むしろ親元を離れることが難しい場合もあると
しばしば耳にします。
親を捨てていいのだろうか?
未熟な自分が一人で生きられるのだろうか?
そのような不安にとらわれる方が多いのです。
私自身、そんな葛藤ももちろんあったのですが、
18歳で親元を離れる決意をするに至りました。
あの頃の自分の葛藤や悲しみを
ちゃんと言語化しておきたいな…
そんな思いがあり、
過去の自分を癒す場として
今日はこのブログを使わせていただきますね。
決して明るい話ではありませんので、
今は読みたくないなぁ~と思われる方は
スルーして下さいね <(_ _)>
私が学齢期を過ごしたのは、北関東の片田舎の町。
小学生の頃から
「おかあさんの老後の面倒をみるのはゆうこの役目だから」
と、育てたことの見返りを求める発言が多い母だった。
他にも、
「女は大学なんて行ったらかわいげがなくなって嫁の貰い手がなくなる」
「家はお金がないんだから、大学に行けるのはお兄ちゃんだけだから」
そんなことを言われていた。
3歳年上の兄が大学進学を機に家を離れた。
「お兄ちゃんの受験と入学までの費用に○○○万円もかかった。」
「お兄ちゃんの学費と毎月の仕送りが大変だ。お金がない!」
もともとお金に対する不安を口にすることが多かった母が、この頃はぼぼ毎日のように「お金がない」という言葉を繰り返していた。
父はその愚痴を聞きたくなかったのだろう、
もともとワーカホリックで不在がちな父が、仕事から帰ってからも
空き部屋になった兄の部屋にひきこもるようになった。
お金のこと、そんな父の態度に対すること、
その他もろもろの母の愚痴は
すべて私が受け止めるしかなくなっていた。
3歳違いの兄妹は、進学の節目が重なる。
幼少期から母の「お金がない」という言葉を聞かされ続けていた私は、
中学・高校進学時に制服や学用品一式を買ってもらうことさえ申し訳なく感じた。
何かを買う時に繰り返される、
「ゆうこは一番安いのでいいよね」 「うん」…という会話。
そのうちに、母が言い出す前に、自ら「一番安いのでいいからね」と言うようになっていた。
中学生ぐらいから猛烈に本を読むようになっていた。
読むこと、学ぶことが楽しかった。
だから大学に進学したかった。
親からは兄より頭の出来が悪いといわれ続けていたが、中学以降の成績は兄と比べても遜色なかったと思う。
それでも、「うちでは大学に行けるのは兄だけだ」という両親の方針は変わらなかった。
そしてある時期からは、「大学に行きたい」という言葉を発することすら禁じられた。
このまま地元で就職したら、親の機嫌をとりながら、親が見つけてくるであろうどこかの次男の男性とお見合いをさせられ、そのままなりゆきで結婚させられ、いずれ親の介護要員として扱われ、田舎町で一生を終わる未来しか見えなかった。
高校を卒業したら東京で就職しようと思った。
高卒女子の求人は、一般事務か販売がほどんどだ。
東京で働きながら、せめて夜間の専門学校に行き、専門職に就ける資格を取りたかった。
夜間の専門学校に行くには当然お金がかかる。
入学までに20万円…
しかし、高校はアルバイト禁止。田舎町で学校にばれずにできるアルバイトはなかなかない。
希望の専門学校の受験費用も学費も調達できなかったが、ともかく親元を離れるべく東京での就職を決めた。
高校3年の冬休みは、郵便局のアルバイトに明け暮れた。高校で公認されている唯一のアルバイトだった。
冬休みの3分の2ぐらいを郵便局で働き、手にした給料は3万円弱。
東京で就職後初月給を貰うまでは、何とかこれで暮らさなくてはならない。
心細かった。
高校の友人たちからは卒業記念にみんなで遊園地に行こうと誘われたが、もちろん断った。
そもそも、乗り物に乗るたびにお金がかかる遊園地なんて全然行きたいと思えない。そんな贅沢できる立場じゃない…、そう思っていた。
実際にお金がないということもあったが、それ以前に遊園地を楽しむなどという気持ちの余裕がなかったのだ。
あの頃、TVニュースでは
「一億総中流時代」という言葉をなぜか好んで使っていた。
連日のように聞かされるその言葉は
、私にとっては、どこの世界の話なんだろう…そんな思いだった。
就職の日まであと2カ月を切った頃だっただろうか。
「ゆうこのスーツを買うお金がない」母がそう言い出した。
兄には毎月8万円仕送りをしている。
その他、大学の学費も親がすべて振り込んでいるのを私は知っている。
なのになぜ、私が就職するためのスーツを買うお金がないなんて言えるのだろう…
「そんなに私にお金を使うのがイヤなら、私のこと生まなきゃよかったのに…」
頭の中にそんな言葉があふれる。
だけど口にはしなかった。
母と口論するのはまっぴらだった。
感情を抑えられない母。暴言を吐かれ、親不孝とののしられ、
わがままだ、我慢が足りないといわれ、悪者にされるのはもううんざりだった。
だから小学4年生の時以来、母とは口論にならないよう、細心の注意を払っての会話しかしていなかった。
私が何も答えなかったので、スーツを買うお金がない発言は、日を置いて何度か繰り返された。
仕方がないので、
「わかったよ、じゃあ、冬休みのアルバイト代でスーツを買うしかないんだね…。」
怒りと悲しみを込めてそう返した。
すると、母もさすがにまずいと思ったのか、その後結局スーツは買ってもらえた。
後で思えば、母のこの時の言動は、例えるならば、
幼い子どもが、親が仕事に出かける時に親と離れるのが寂しくて、もしかしたら靴がなくなったら親が出かけるのをあきらめるかもしれない、そう考えて靴を隠す…
そんなささやかな抵抗のようなものだったのかも知れない、と思う。
母が、上京の日の朝は駅まで見送りに行くと言いだした。
絶対来ないだろうと思っていたので、意外だった。
それでも、最後ぐらいは少しは親らしいことを言って見送ってくれるのかも…と少しばかり期待した。
上京の日の朝。
母と、高校の友人5人ほどが駅のホームまで見送りに来てくれた。
さすがに少し感傷的になり、電車のドアが閉まる間際、ふと涙ぐみそうになった。
そのタイミングで母が言った。
「東京で就職したからって、親の面倒を見るのを忘れるんじゃないよ」
その一瞬で感情が凍り付いた。
これが、これから未知の場所で就職する不安でいっぱいの娘に言う言葉なのか…。
さっきとは別の涙が溢れそうになった。
それでも見送りに来てくれた友人たちに向けて精一杯の笑顔を向けて手を振った。
きっと自分で思っているほど笑顔になってはいなかっただろうけど…。
ドアが閉まって電車が動きだす。
期待なんかしちゃいけない。
誰にも、何も期待なんかしちゃいけない。
後で傷つくだけだから。
子どもの頃から頭の中で何度も繰り返したその言葉を必死に繰り返した。
ともかくそこで泣きたくなかった。
自分が強くなるしかないんだ。
私は傷つくことになんかとっくに慣れっこだから大丈夫。
私は私の道を行くしかない。
故郷の町はまだ完全に冬景色の3月9日。
車窓からは稲を刈り取ったままの冬の田んぼの風景が続く。
宇都宮を過ぎたあたりから
車窓から、すでに花をつけている梅の木があちこちに見え始めた。
ああ、こっちはもう春なんだな。
春なんだな。
そんな私に、都会も決してやさしくはなかったけどね。
でも、18歳で、自分で決めて自分で行動したこと、
そのことだけは誇りに思っても良いよね…(*^^*)
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