快調に漕ぎ続けていたものの27分過ぎに左太もも内側に擦り傷か? 痛みを感じ、このまま漕ぎ続けるのはヤバいと30分で取り止めた。幸いなことに出血までには至らずオロナイン軟膏塗って様子を見ることにする。

 

閑話休題、昔お世話になった方に招かれ京都の料亭で起こった事件を思い出した。なかなか店の名前を思い出せずにいたが、突然その名前を思い出したのだ。

 

ときは1988年の初夏、運転手付きの車で鬱蒼と茂る竹藪を抜け古民家風の料亭「雲月」に案内され、八畳ほどの座敷に通された。座敷からは庭が一望でき、よく目を凝らすと何やら動物が動いていた。その動物らしきものはひょいと立ち上がりこちらを見つめているではないか。

 

箕面の山中でも見掛ける狸に間違いなかった。

 

事件はそれから始まった。仲居さんが本日のスペシャル「焼き鮎」を運んでくると笹の葉にくるまれていた鮎から突然発火、仲居さんの慌てぶりは見ていられぬほど・・・・・ 厨房に持ち帰ってからかなりの時間待たされ、漸く新たに焼かれた鮎が運ばれてきた。

 

供された料理が何だったかは全く覚えていないが、ひょいと立ち上がってこちらを見たタヌキと慌てふためく仲居さんの顔、燃え始めた笹籠の鮎は記憶に残っている。