8v0709-1.jpgワインの説明の前に拙ブログ、リンクの欄から「Magicl Mystery Club」 をクリックしてください。


トップページの中央、メンバー専用のページですけど只今ユーザー名にパスワードが公開されています。開いてそれらを入力すると2005ペトリュスを飲む会とかいろんな情報を見ることが出来ます。


作者はボルドーはポムロールのスペシャリストでシャトー・ペトリュスの愛飲家であります。プロのソムリエでも知らない情報が今なら簡単に見ることが出来ます。


とても役立つHPですけど、ユーザー名やパスワードは変更されることがありますので、気に入られたら会員登録されることをお薦めします。特に偽物ペトリュスの見分け方に詳しいのでとても参考になります。


ワインのご紹介に移ります。シャトー・アルノー・ジュアン、キュヴェ・プレスティージュの2005年、アペラシオンはプルミエール・コート・ド・ボルドーであります。生産者の名称はレ・ゾー・ド・パレット、経営者はジャン・クリストフとロドルフ・ユング兄弟でこのシャトー名以外にいろいろな名前でワインを造っており生産者のHPではありませんがこちら に詳しく書いてあります。


さてよくご覧下さい、この表ラベルはINAOの規定には当て嵌まりませんので裏ラベルが正式ラベルとなるはず。何が足りないかお分かりの方はかなりのワイン通です。

8v0709-2.jpgこちらが裏ラベルです。表ラベルに不足している事項はアペラシオン・ドリジーヌ・コントロレの表記がないこと、内容量の記載がないこと、アルコール度数の表示がないこと、生産者の場所が書いていないこと、最後にフランス製の表示がないことです。
キャップシールは表ラベルの下の帯と同じ銅みたいな色のアルミ製、内側にビニルコーティングの一般的なものでトップに孔はありません。コルクはトップ・ボトムに5ミリほどの天然物を貼り付けて真ん中はクズコルクを固めたような安物で長さは45ミリ、サイドにレ・ゾー・ド・パレット、ラベルにもある○マーク、自分の酒倉で瓶詰めしたという表記があるだけ。


先程のHPと輸入元の資料から葡萄品種はメルロー50%、カベソー40%、カベルネ・フランが10%とのこと、どちらが正しいか分かりませんが輸入元の資料では「熟成:オーク樽熟成にて12ヶ月(225L、新樽比率33%) 平均年間生産量 150,000本」、HPは「アメリカ製樽熟33%、生産量10万本」と書いてあり後者は2004年ヴィンテージに限ったことかも知れません。


生産拠点の「Béguey」はボルドー市内からガロンヌ河沿いに遡り甘口のセロンの対岸 (ガロンヌの右岸)にあります。アペラシオンについては何度か説明しているはずですので検索してください。


ところでこの赤、結論から申し上げると大変良くできたワイン。かなり深い色合いの赤紫色を呈し、メルローの果実香にカベルネが旨く調和した香り、味わいに刺激的な要素はなく食事と共に味わうにはコストパフォーマンス抜群であります。税別1650円と中途半端な上代設定ですけど家庭料理に合わせるなら強いスペインワインよりは有り難いのでは・・・。