私は、ビールではサッポロビールが一番好きです。
大人エレベーターのCMも好きです。
でも、坂本龍一は嫌いです。
なぜか?
無責任だからです。
その場その場で、自分は利を得ながら、
その場で思いついた、意識高そうな、ウケそうな、恰好よさそうな意見を、
安全なところから、もっともらしく吐く。
そんな人は嫌いです。
サッポロビールの「大人エレベーター」シリーズに、
坂本龍一が出演しています。
その中で、JRの中のビジョンCMで坂本龍一が出てきていました。
その中で、
「音楽に力なんてないですよ」って言ってるんです。
「音楽で世界を変えられるとか、世界を良くするとか、
そんなことは思いたくないです。
ぼくには、不遜としか思えないですね。」
謙虚に言っているように聞こえるんですが、
あんたは「音楽」という分野で得た「名声」に乗っかって、
世の中に意見を言っているんじゃないのですか?
自分は「音楽の力」を十分に利用しているじゃないですか。
音楽の力に乗っかってね。
音楽で得た名声に乗っかって、つまり「威を借りて」いるから、
あなたの言いたいことが聞いて貰える。
「音楽に力」はあるじゃないですか?
音楽の力を利用しているじゃないですか?
要するに、責任逃れなんですよね、
言いたいことだけ言って、逃げてるんです。
責任とりたくないんです。
「ノーベル賞」という権威に乗っかって、妄言を吐いている作家もいますが、
その、「効果」を存分に利用していながら、
「音楽に力はない」
「文学は無力だ」、等というのなら、
無責任としか言いようがない。
大嫌いですね。