朝日新聞に提訴された小川榮太郎氏激白「言論封殺への露骨な一手」

 

訴訟の中身ですが、私が「『安倍叩(たた)き』は今なお『朝日の社是』なのだ」

と書いたことに、朝日は「事実と違う」と主張する。しかし、これは表現です。

私が推理だと明言している部分も事実に反するという。

こんな裁判が許されたら、表現の自由の歴史に大きなゆがみができる可能性がある。

 

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つまり、明らかに「朝日新聞」は、「ことの正しさ」では争えないと思ったのか、

表現の仕方に「ケチ」を付けて、「勝てる訴訟」を仕掛けているのに過ぎない。

でも、これは結局、表現者としての自らの足元をすくうことになるだろう。

 

 

「月刊正論」の2月号の巻頭で、高山正之氏も、

 

「朝日新聞は安倍総理を『呪詛』しているかのようだ」と書いたことに、

朝日新聞から、「事実に反する」と訴えられているという。

「呪詛」などしていない、というのだ。

 

「お前のカーちゃん、『デベソ』」と、囃し立てた相手に、

「私の母親は『デベソ』ではない、事実に反する、撤回せよ」、

と、言っているに等しいと書いています。

 

この度、アメリカでトランプ大統領に対してまさに、

「お前のカーちゃん、デベソ!」と言わんばかりの本が出版され、

NHKを始め、反トランプマスコミが大喜びで取り上げています。

 

大騒ぎで出版されて、衆目を集めることになるとともに、

内容の「エビデンス」の無さが暴露され、はや尻すぼみといった感です。

 

朝日新聞が、「小川氏の著書」に対する対応を踏襲するなら、

マイケル・ウォルフ氏の「炎と怒り」を、

エビデンスに基づかない間違った本と退けなければいけません。

 

小川氏の著書がダメで、「炎と怒り」は良い。

良くやった、では筋が通りません。