ダボス会議で演説、存在感アピール ← 日本経済新聞
2017/1/18 0:5
【ダボス(スイス東部)=原克彦】
中国の習近平国家主席は17日、世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)に
中国の国家主席として初めて出席した。
トランプ次期米大統領の保護主義的な政策を念頭に「貿易戦争では共倒れになる」と警告し、
自由貿易の重要性を主張した。
米の政権移行期を突いて注目度の高い会議に参加し、中国批判を繰り返すトランプ氏に反撃した。
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いやー、中国共産党中央委員総書記殿に、
「自由貿易」を説かれるとは思いませなんだ。
<誰もいないダボス会議で、一人怪気炎>
ダボス会議常連のメルケル独首相やオランド仏大統領は今回欠席。
米国バイデン副大統領とケリー国務長官は、3日後に退任。
米国をさしおいて国際機関への協力姿勢も合わせて打ち出す。
胸をそらせて“中国の希求する全世界の経済秩序の形成”をアピール。
世界中「お前が言うな」の合唱だろうけれど、
クリントンネットワークのCNNを始め、「反トランプ」スクラムのメディアが
肯定的に報道し、トランプ叩きに利用するでしょう。
かくして、裸の王様状態となった、習近平。
中国経済のハードランニングで、「ツケ」を払わされるのは、我々だ。