ミャンマーの総選挙で、アウン・サン・スー・チー氏率いる野党NLD=国民民主連盟は、独自の集計で過半数の議席に達したことを明らかにし、テイン・セイン大統領も平和的な政権移譲を約束しました。半世紀以上にわたって軍の影響力の強い政権が続いてきたミャンマーで、民主化勢力主導の政権が誕生する見通しが強まりました。
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選挙直後は明らかに高揚したメディアが現地から、
「民主化」「民主化」と、ベルリンの壁崩壊、アラブの春を彷彿とさせる、
「歴史的現場」からのレポートに酔っているキャスターがいましたが、
徐々に冷静な報道が増えてきたように感じます。
【ヤンゴン共同】ミャンマーの次期政権を主導する見通しとなった野党、国民民主連盟(NLD)の党首アウン・サン・スー・チー氏(70)は10日、外国メディアとのインタビューで、次期大統領は何の権限もないと明言。自身の大統領就任を禁じた憲法規定に合わせるために任命されるにすぎないとして「私が全てを決定する」と強調した。
国家元首の大統領ではなく、自身への権力集中にこだわる姿勢は、「権威主義」や「違憲」との批判を招く恐れもある。
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早くも、「軍事独裁からアウンサン王朝へ」、などといわれていますが、
私はそれより、あまりにも多くの「素人」が政権を
担当することに、危惧を感じています。
数年前に日本で見たような、想いがするからです。
政権担当能力の無い者たちが一時の「ブーム」で、
政権交代してしまう。
その後にあるのは混乱だけです。
近い将来ミャンマーは「ミンス化」します。
民主化ではありません、大衆におもねり、ばら撒き。
安全保障をないがしろにし、国内治安が崩壊。
まさに「ミンス化」だと思います。
日本の経験を教えてあげたいのですが、
日本のマスコミには無理でしょうね。