ミャンマーでは総選挙が実施され、
アウンサン・スーチーさん大好きな日本のマスコミは、
「軍事政権からの民主化がとうとう実現するか?」などと、
上辺だけの報道をしていますが。
「なう」でもつぶやきましたが、
スーチーさんって、ノーベル平和賞ももらったけど、
国内では「ロヒンギャ族」の弾圧に口を閉ざし、
武装仏教徒の横暴にも知らんぷり、
チベットの人権に知らんぷりの「アグネスチャン」みたい。
日本のマスコミはミャンマーの情勢を
「軍事政権」から「民主化」へと囃したてますが、
それほと単純なものではないと思います。
「アラブの春」でお祭り騒ぎをした二の舞にならなければ良いのですが。
だって、、、、、
2009年に首都ヤンゴンで武装した僧侶集団が先導したデモは、
数千人の規模に発展しましたが、
軍事政権が武力で鎮圧しました。
国際社会はそれを批判をしましたが、
そのままにしたら混乱するだけだったでしょう。
その一方で、イスラム教徒である「ロヒンギャ」弾圧に対しては、
国際社会は批判を加えていますがこれに対しては、
ミャンマー国内の仏教勢力が反発しています。
カレン族やシャン族(シャン州軍)、その他少数民族の問題もあります。
こうした宗教対立が表面化しないのは
軍事政権がそこそこ抑えているからでしょう。
中国共産党政府によるチベット弾圧に頬かむりして
ミャンマーの軍事政権を批判するのは片手落ちです。
日本のマスコミの、スーチー礼賛も
アラブの春礼賛と同じです。
数年後、ミャンマー国内が混乱して、
イスラムの混乱が飛び火した時
どのような論評をするのでしょうか。