「ニューズウィーク」日本版

<反安保闘争のから騒ぎは終わった>

「徹底的な審議を尽くし、廃案に追い込む!!」


民主党の岡田代表は昨日国会前で行われていたデモで、こう叫びました。

まあ、はっきり言って呆れてものが言えませんでしたね。

同時に、「ああ終わってるな。」と思いました。


<審議(しんぎ)>とは?


会議において議題を慎重に評議・検討すること。

特に政治の領域では,審議は議会制度を支える重要な原理の一つである。

議会政治は代表者を通じて議案を理性的に討議し,

合理的な議決を行うことを原則としているが,

これらの原則を達成するうえで十分な審議は不可欠の条件である。

【ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説】


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廃案を前提の「レッテル貼り」「難くせ」揚げ足取り」が、

「徹底した審議」であるはずがない。


2012年7月7日、民主党野田政権では、  

国家戦略会議フロンティア分科会(座長・大西隆東大教授)が、

2050年に向けた日本の将来像を提言する報告書を提出しました。

憲法解釈を変えて集団的自衛権の行使を認めるよう求めるなど、首相の持論に沿った内容でした。


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民主党には、徹底した「実のある」審議を行う素地も、

修正案を出すことも出来たのです。


しかし、「それでは政局にならない」「政権奪取こそが党の目的だ」

という声に押され、修正案を提出すべしという声は消えてしまった。


つまり、「徹底した審議」を行う芽をつぶしたのは、当の民主党なんです。


法案は成立します。

成立するべき法案です。


サクッと採決して成立させ、再度経済政策に重点を据え直して、

国会運営をリセットする。


安保のから騒ぎはもう終わったんです。

御苦労さまでした。


「SEALDs」の奥田クン、もう終わったんだから、

いまさら国会で無知を晒すことはない。

悪いこと言わないから、キャンセルした方が良いよ。