【BLOGOS】より抜粋


中西元男 PAOS代表


2020東京オリンピックと「日本デザイン界の大きな時代遅れ」


私もこの件に関して様々な方々から私見を求められることが重なり、その多さに正直なところ困惑もしておりますが、ここで見えてきたことの根本は、わが国のデザイン界そのものが、はしなくもその時代遅れの発想と体制を露呈してしまったことであると、私自身は感じております。


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【日刊スポーツ】より抜粋


選考コンペに応募したデザイン関係者が1日、日刊スポーツの取材に応じ、 「佐野氏ありきの選考」が、今回の事態を招いたと振り返った。
組織委員会からは、佐野氏のデザインが選ばれた後、通常のコンペならある連絡すらなかったと いう。
「広告代理店がデザインを『カネ化』し、デザイナーもそのいいなりになってきた日本デザイン界のうみを、これを機に全部出し切った方がいい」とも指摘した。


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エンブレム問題 修正内容を完成まで伝えず 9月3日 20時40分

2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが白紙撤回された問題で、
組織委員会が国際商標登録のためデザインの原案を修正する際、審査委員に修正の方針は伝えたものの、修正を2回したことやその内容を、完成するまで伝えていなかったことが分かりました。


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これって、要するに

「組織委と佐野が勝手にやった。ワシは悪くない」ってこと。


百歩(億万歩?)譲って、そうだとしても

業界の重鎮で「勲章」間でもらった人がこれでいいんですかね?

「責任」って言葉はこの人にはないんでしょうか?


そして、この人このインタビューでも最後に気になることを言っています。


「透明性やみんなの参加が必要だが、門戸を開いて質が悪くなってはしかたがないので、いいものが残るためにどういう方法で選定するかが課題だ」


先日の武藤組織委事務総長の言った、

「一般国民」という言葉が問題になっていますが

言葉は、この永井氏から出た言葉です。

それがこの「門戸を開いて質が悪くなる」という言葉に表れています。


そんな業界なんですよ。