西川前農水相の辞任を受け「朝日新聞」は、社説で、、、、


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事態を真摯(しんし)に受け止めよ、改めて政権の立て直しに臨め。

同じ言葉をまたも繰り返さなければならないことが、もどかしくてならない。

氏は政治とカネの問題で不信を招いたと謝罪した。


しかし、献金そのものというより、「職にとどまることで国政課題が滞ることを避ける」

ことを重く考えての身の処し方だったのだろう。

辞任しない場合、野党は問責決議案を提出する構えをみせていた。

予算案の審議のさなかに問責が可決され、国会が止まることはなんとか避けたい。

そんな判断があったに違いない。


むろん、政権を監視するのは野党の大切な役割だ。

閣僚に問題があれば、追及するのは当然である。

ただ、政権打倒の「政局」政治に傾くあまり、国民の暮らしを犠牲にし、

国益を損なうようなことがあってはならない。


野党が目先の衆院解散を狙って対決姿勢を強め、

予算案や関連法案の修正協議にいつまでも応じなければ、

いずれ政府機能の停止や金利の上昇といった危機が現実になりかねない。


事の軽重を問わず政争の具とする。あくなき攻撃と報復の応酬にふける。

これでは腰を据えた政策遂行は望むべくもない。

議論し、調整し、物事を決めていくという政治本来の役割の自己否定であり、

空回りというほかない。


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あれ?

「朝日新聞」にしては随分もの判りが良いじゃない、

と思いませんか?


すみません「嘘」です。

西川さんの辞任を論評するものではありません。


実はこれ、4年足らず前の3月に、当時の前原外相が、

京都の焼肉屋の在日韓国人の女性から献金を受けていたことが発覚し、

外相を辞任した時の、「朝日新聞の社説」なんです。


前原外相辞任―いつまで続く泥沼か


たまたま、「魚拓」をとっていました。


いやあ、面白いですね。

民主党政権時、朝日新聞は閣僚の不祥事にかくも寛容だったのですね。


事の軽重を問わず政争の具とする。

>あくなき攻撃と報復の応酬にふける。

>これでは腰を据えた政策遂行は望むべくもない。


まるで、今の民主党をはじめとする野党の姿、そのものだと思うのですが。

なぜ今はこのように言わないのか?

なぜこうも、言うことが180度変わるのか?

これで、公正公平な報道などと、どの口が言うのでしょうか?