アメリカに対するメキシコ、日本に対する中国
共に同じことが言える
自由貿易でのメリットは、
隣国の安い労働力を使い製品を生産して輸入することで
国民は、安い製品を手にすることが出来るだろうが
自国の製造業が他国に移り
国内の働く場所が減り、国民の所得も減少する
国民の所得が減っていくとやがて国力は落ちていくことになる。
安い労賃の国外に生産拠点を移した企業は収益を伸ばすことが出来るだろう
後進国に生産技術を移転することでその国に力を付けさせ、
その国民を将来消費者とすることも期待できるが
その反面、国内には税金が入ってこなくなりグローバル企業ばかりが得をする
メリットの裏には、必ずデメリットが存在するのだ
結局、各企業が、なんでもかんでも自由で目先の利得だけで
勝手に動いていくようだと国家は簡単に破たんしていく
国外へ移転して安い労働力で生産して国内に輸入してよいものには選定をかけるべきだろう
やはり知恵も必要だし、国民の努力も必要になる
隣国も発展してもらわなければならないが
自国を滅ぼしていく道を選ぶべきではない
産業を移転するならそれに代わる産業を育成しなければならない
そのためには、教育レベルも上げていかなければならない
そんな努力もせずに海外で安く作らせて甘い汁ばかりを吸っていたのでは
その国はやがて滅びても仕方がない
トランプの言うように企業利益のみで動いていくものにはそれなりの負担を要求するのは良い判断だと思う
NHKの討論番組で熊谷氏(経済学者、大和総研のチーフ エコノミスト。大阪経済大学客員教授)がトランプ氏の対応に対して批判していたことに違和感を感じて考えたこと。