☆ちょっとした言葉遣い、気になりますか? | 心のアンテナ日記

心のアンテナ日記

元気印の研修講師 大嶋博子のブログ

昨日、久しぶりにタイ語のレッスンをしていたのですが

その中でいわゆるクッション言葉のようなものがありました。


タイ語は日本語ほど緻密ではなく、文法もある程度ゆるくて(笑)

それほど気にしないで話せる言語です。

それでも、ビジネスシーンでは敬語に近いものがあったりしまして

ちょっとした言葉遣い、例えば”失礼ですが”といったものもあるんだとか。


こういった表現があるのは当たり前なのですが、

なにしろ、日ごろが何に限らずゆるいので、ちょっと新鮮でした^^


それと比べると、日本ではなんでもきちんとしているな、と思います。

時間を守り、約束を守り、仕事も言われたことをきちんとやる。


そして、言語もまたきちんとしていますね。


毎年新人さんにも敬語を教えているのですが、

今時の新人さんは、基本の敬語の文法はおおむねわかっている人が多いですね。

恐らく授業とか、就職対策で習っているのですが、

一部、気になる言葉があります。


それは、
・ら抜き言葉
・さ入れ言葉


ら抜き、はもう何十年も前から言われているものですが、


”食べれない”のように、”ら”が抜けている表現のこと。

正しくは、”食べられない”ですよね。


さ入れ、は同様に入れる必要のないところに”さ”が入る言葉。


”明日は休まさせていただきます”

・・・なんか変だと思いませんか?


正しくは”明日は休ませていただきます”ですね。


この”さ”が入る表現が、テレビを見ていてもとても多いのです。


言葉に詳しい方とか、関心が高い方は
聞いていると、とても気になるという方が多いですね。


何が困るかというと、

言葉遣いが気になってしまうと、話している内容がきちんと入ってこなかったり

内容に関する信憑性が下がったりしてしまうこと。

それでは、折角頑張って話しているのに、もったいないですもんね。


日本語は恐らく他の言語と比べても、かなり難しいと思います。

日本人でもなかなかきちんとつかえている人は少ない。


それでも、
頑張って、緻密に、正確に、いいお仕事をしているからこそ、

ちょっとした表現なども、それに見合うレベルで正しく、美しく遣いたいものですね。