A氏、小田和正にハマる
フィリピーノの乗りの良さは老若男女を問わず。
総じて歌はうまい。
現地スタッフの親分、A氏の好みは古いタガログソング。
ゆっくりとした独特のリズムに南国ならではの情緒溢れるメロディーが乗っかる。
バタンガス人(バタンガス州に多いタガログ人、バタンガシャン)の特徴は何と言っても地声の強さ。
携帯電話で普通に話す地声がでかい。
何百メートル離れて平然と立ち話ができる。
子どもの頃から声を鍛える。
一番いいのが畑の真ん中でありったけの声で歌うこと。
女性はその限りではないかどうかは知らないが、気取っている場合でないときに出る声は驚くほど大きい。
そんなA氏がオフコースの小田和正にハマった・・・。w
特に「さよなら」。
最初はメロディーをなぞって小声で歌っていたが(毎夜)、すぐに、いつもの音量で歌い始める。
最初は歌う度にメロディーが違っていたが、だんだん正確になる。
早朝、ヤギの声がサぁ~ッと引いたかと思うと、野太いダミ声の「さよなら」がはじまる。
歌詞は適当だが頭からお尻まで歌い切る。
で、あのサビの高音はどうなるか?
裏声がさらにひっくり返る。
あくまでもキーは原曲通り。
日本の楽曲のこれは!と、思うメロディーはほとんどタガログ語でカバーされている。
A氏は知らなかったらしいが「さよなら」もカバーされている。
テンポラリーで作業を手伝いにくるアップル君(通称)がタガログカバーで歌ってくれた。
アップル君は低音のセクシーな美声である。
と、いうわけで今回の旅の後半は、中毒になったA氏の歌声で知らず知らずのうちに当ブログ管理者の首の右側に小石大のしこりが出来た?
な~んて、人のせいにしてはいけないが、帰国後、かなり調子が悪く、左足にしびれまで出たのだが、小石大のしこりをほぐしてやっと一息。今は、左足の違和感が若干残る感じ。
いろいろと家にある本(整体や気功)を読むとひとつヒントに出会った。
それは過剰な責任感。
身体に無駄な力を込め続けると首筋が凝り、肩が凝る。
これは当然。
当ブログ管理者はいつなんどきでもそれなりにリラックスできる自信があった。
今回もそうだが、肩はぜんぜん凝らない。
それでも、深いレベルで首筋に無理な力を掛けていたのだろう。
足掛け3年、やっとスタート地点に漕ぎ着けたプロジェクト。
かといって、自分で切り盛りするのではない。
実行するのは現地スタッフ。
ひたすら見守る度量が試される。
これまでもずっとそうだったが、長い準備段階と現在では緊張度が違う。
そしてそれがひとつのカタチになろうとする時、生来の短期が顔を出す。
本人的にはおくびにも出さず仕舞っておいたつもりが自覚できず、首の奥で凝固した(のかも知れない)。
小石大の痼りを見つけたのは帰国後、つい3日前。
現場でも何度も触っていたのに全然気づかなかった。
ちいさいが、本当に石のように固い。
帰国前の10日ほど、朝な夕なにA氏の歌う「さよなら」が聞こえる。
歌い始めはなかなか良いが、野太い声が突然声が裏返り(絶対同じキーで歌おうとするので)声が出ようと出まいとお構いなし。
ちょうどそこが一番声を張るところなので、A氏は妥協せず声を張る。
最後には声ではなく電波障害のようなノイズ音になっても張り切る。
歌う度に違う(高周波)音が辺り一帯にコダマするのである。
その度に身体の力が抜ける。
この脱力がなければ、もっと症状は悪化していたかもしれない。
とにかく、バタンガス人は声がでかい。
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