まいどおおきに。
少し前に修理で入庫した車両ですが、こちらはホンダ ジョルノ(2サイクルエンジン)です。
症状としてはエンジンがかからない、元々かかりが悪かった、などです。
早速調べましょう。
まずは分解を伴なわない簡単な部分からチェックします。
写真はプラグの点火状態を確認しているところです。勢いよく火花が飛んだらOK。
吸排気の状態、エンジンの圧縮、異音などもチェックします。
だいたい見当がついたのでここから分解作業に入ります。
ラゲッジスペース(メットイン)とボディカバーを外して・・・
キャブレターを取り外しました。
ここだけ妙に汚れが堆積していますね。
汚れの位置や質は故障を調べる上で重要な手がかりになります。
例えばオイル漏れが原因の汚れでも、2ストオイル、4ストオイル、ギヤオイル、サスペンションオイル、ブレーキオイルなど全て汚れの質に違いがあります。
今回は燃料による汚れです。
これからキャブレターを分解清掃します。
底に少し汚れが溜まってました。
そしてもう一つ、フロートチャンバーの底部に燃料を抜くためのドレンボルトがありますが、パッキンが劣化して少しずつ燃料漏れを起こしていました。
駐車していると中に溜まっている燃料が漏出してしまうため一時的なガス欠状態になり、エンジンのかかりが悪かったようです。
これがドレンボルトです。黒いのがパッキン(Oリング)です。
珍しいケースですが、古くなるとたまにあります。
新しいものに交換して組付けます。
後タイヤ交換も行ないました。
ついでがある時にまとめてやった方が工賃が安くなります。プラグも汚れていたので交換しました。
逆の手順で組付けて完成です。
エンジン、スムーズにかかるようになりました。
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