こんにちは
最近amazonで少しトラぶった良玄です
本は基本amazonで購入するのですが
今回初めて本が届いた届かないで
少しトラブルになってしまいました
こちらのミスかもしれませんし
配送業者のミスかもしれないのに
amazonは無料で本を再送してくれました
対応もとても早かったです
さすがamazonブランドです
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さてそんな今日のテーマは
お寺のお庫裏さん
(おてらのおくりさん)
です
以前ブログのコメントに
『お寺の奥さんの仕事をテーマにしてほしい』
というリクエストを頂きましたので
今回はこのテーマとさせて頂きました
ちなみに私自身はお寺のお庫裏さんではないので
これは一人のお坊さんから見たお寺のお庫裏さん
のイメージでお願いしますm(_ _)m
そして即ちこのお寺のお庫裏さんとは
お寺の奥さん
住職の奥様
のことをこのように呼びます
(浄土真宗系では呼び方が異なりますのでご注意を)
『庫裏』という字は『庫裡』とも書きます
そもそもこの庫裏(くり)とは
仏教寺院の伽藍の一つのことで
僧侶の居住する場所を指します
そのため結婚している住職の場合は
住職およびその奥さんが庫裏を守っている
ということから
住職の奥さんのことをお庫裏さん
という呼ぶようになったと言われています
よくお坊さんや檀家さんに
「おくりさーん」
と呼ばれているのは
まさにそのお寺の住職の奥さんを呼んでいるわけです
これはよく子供の頃などに
「今度東京のおじいちゃんとこ行こうね」
という場所を名前に用いる用法と同じようなイメージです
さすがに東京さんとは呼べませんが 笑
日本語のおもしろい要素の一つところですね
また海外のお坊さんは基本結婚はできないので
これは日本の仏教の独特の文化でもあります
(お寺の伽藍・特に庫裏や厨房を護る神とされる韋駄天さんです)
そしてそんなお寺のお庫裏さんは
お寺にとっては欠かせないとても重要な方です
なぜならお坊さん自身は
檀家さんの家にお経をあげに行ったり
お葬式に行ったりなど
お寺を留守にすることが多いからです
そのため留守の間に常にお寺にいて
そのお寺を守っているのはまさにお庫裏さんになります
住職が不在のとき
檀家さんがお寺に来たり
電話がかかってきたときなどに
すぐに対応するのがお庫裏さんのとても重要な仕事になります
また他には
・お寺の中や庭を掃除する
・お寺の行事の準備をする
・お寺の経理を担当する
・住職の面倒をみる 笑
etc.......
がお庫裏さんの仕事として考えられます
た・だ・し
これは考えられるということで
寺院によっては事務的なことも住職がすべてを行う
ところもありますし
お庫裏さんが率先して布教活動を行っている
ところもあります
そのため一概にお庫裏さんの仕事はこうである
ということは言えず
パートナーである住職と寺院の仕事を分担し合って決めれば良いことかと思います
また他には
『お寺に嫁ぐにあたって準備しておくことって何』
というのもよく聞かれます
それに対しては私の個人的意見ですが
「それほど気負う必要なし」
だと思います
その理由としては
結婚してからで十分に間に合うからです
お寺の仕事のメインはやはり住職です
そのためできないことは住職にやらせれば良い
と思います
家の留守番ができない人
なんてなかなかいないと思います
そのためお寺の留守番も
分からないことがあれば住職が帰ってからまた連絡します
で十分に通用します
今は携帯電話もあるので
急な用事でもすぐに対応できます
そのため初めは住職に任せておいて
慣れてきたら寺院の仕事に手を出していく
のスタンスで十分に間に合うかと思います
茶道や華道なんかもできた方がいいじゃないか
ともいわれますが
それはもちろんできるに越したことはないですが
できなくても問題ないです
一般常識の範囲内で十分です
事実私自身も茶道や華道は全然できません
これは少し問題なので何とかしないと
とは思っているのですが........................
ただし
来訪者については結構多いのが事実です
そのためなかなかお寺を留守にできない
という事情はあります
住職またはお庫裏さんのどちらかはお寺にいることが望ましいので
今日は旦那様とお昼にランチ
というのはなかなか難しいという覚悟は必要かと思います
またもう一つよく言われるのが
お寺の奥さんにはお寺のことがよく分かっているお寺の娘さんが良い
という意見です
これについてはもちろん
寺院の内部事情がある程度分かっているので
アドバンテージがあって十分に良いことだと思います
ただし一般家庭の出身の方でも
在家の見方というものを持っているので
それもまた十分なアドバンテージではないかと思います
これは私生活での会話でよくあるのですが
(私の妻は一般の在家出身です)
法事やお葬式等で感じた事を話したときに
「私はそうは思わない」
「それはお寺側から見たときの考え方だと思う」
というのをよく聞きます
寺院というのは少し一般社会とは離れた存在にいる
ことは事実だと思います
そのためずっとそこにいると
一般社会の価値観と少しズレてくる事もでてきてしまいます
そんな時にそのズレを気づかせてくれるのは
一般の方々の意見だと思います
お坊さんがなかなか腹を割って話す相手というのは
少なく限られてくると思います
そしてそういう存在が妻という関係で身近にいるのは
とても頼もしいことであると思います
そのため一般の在家で育った方でも
十分にお寺に貢献できる知識を自然と備えている
と私は考えます
勉強しないことが勉強
のようなイメージかもしれません
お寺に嫁ぐ
というのは確かに抵抗のあることかと思います
事実私も友人から
「お寺には嫁ぎたくないっ」
という断固たる決意をたくさん聞きます
お寺は大変
というイメージがついてしまっているのだと思いますが
大変であるからこそヤリガイもある
という見方もとれると思います
一般社会の仕事と同じなのではないかと感じます
このご時世
一般の社会人の方も十分大変だと思いますm(_ _)m
結婚してもうすぐ一年ですが
私の奥さんは決して大変とは思っていない
ハズです 笑
今は○○家に嫁ぐという時代ではないと思います
お寺に嫁ぐのではなくて
自分のパートナーに嫁ぐ
という心がけで十分よいのではないでしょうか
良玄合掌
P.S.
今回テーマを提供してくださりありがとうございました
実際のところテーマ選びは結構苦戦しています
このように何か聞きたいことがあれば
ぜひとも書いてくださいませm(_ _)m
テーマにできる範囲内でテーマにさせて頂きます 笑
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