こんばんは!
RYOGENです
今日の名古屋は久しぶりの雨でしたね
この雨の影響で草が伸びないことを切に願います
さて今日のテーマは
お坊さんの食事作法part1
持鉢
(じはつ)
です
これは食事の時にお坊さんの使う器のことです
臨済宗では持鉢 黄檗宗では自鉢 曹洞宗では応量器(おうりょうき)
と呼び方も宗派によっていろいろあります
修行時代の禅宗坊さんは必ず持鉢で食事をします
サイズが少しずつ異なるお椀が五つあり
重ねるとひとつにまとめることができます
まるでロシアのマトリョーシカ人形のようですね
使い方は左から器の大きいものを順に並べまして
一番大きい器:麦飯(朝はお粥)
二番目の器:お味噌汁(野菜二品)
三番目の器:おかず(野菜二品)と沢庵
をのせていただきます
和食も必ず
ご飯が左 お味噌汁が右
の順番になっていますので
覚えておくと食べにいったとき等楽しみが増えますよ☆
そして器の素材は昔は木が多かったようですが
今はプラスチックがほとんどです
修行時代は音を立てるなと言われるのですが
これが本当に難しく
広げるときや片づけるときなどカタカタと音がなってしまいます
慣れるまで本当によく怒られました(T_T)
禅の考えにおいては
食事中も坐禅中でございます
私語は厳禁
不必要に動くことも禁止でございます
背筋を伸ばし持鉢を口までもっていき
音を立てずに静かに食べます
食べることにただひたすらに徹しなさいとよく言われました
質素で少量のおかずでも
あれこれ考えず静かに食べていると
とても美味しく感じることができます
今でもたまには持鉢を使い
食事のありがたさというものを感じることができれば
食の楽しみ方が少し変わるかもしれませんね
さて明日のテーマはこの続き!
持鉢とセットで用いられる
『はし』
です
これが結構意外なものですので乞うご期待を!!
良玄合掌