↑中編の続きです。
「あぁぁ~~~~~」(ケン)
「あ~たたたたたたたた。
たたたたたたたたた。
たたたたたたたた」(ケン)
「あ~たたたたたたたたた。
たたたたたたたたたたたたた。
あたたたたたたたたた。
たたたたたたたたたた。
たたたたたたたたたたたたたた」(ケン)
「うぉぉ …」(サウザー)
「お~~~
わたぁ!
北斗有情猛翔破!」(ケン)
「はっ … はぁぁ …
き、貴様。苦痛を生まぬ有情拳を …
こっ、この俺の〇でさえ情けで見送るのか …」(サウザー)
「ふっ … 鳳凰の … 聖帝の夢は潰えたか …」(サウザー)
「あっ …
はぁ … はぁ …
さ、最後にお前に聞きたい事がある。
愛や情けは悲しみしか生まぬ。
なのに何故、悲しみを
背負おうとする? 何故、苦しみを背負おうとする?」(サウザー)
「悲しみや苦しみだけではない。お前も温もりを覚えているはずだ」
(ケン)
「温もり …」(サウザー)
「お前の命は最早これまで。
一番〇にたい所で〇ぬがいい」(ケン)
「ふっふっふ。負けだ。完全に俺の負けだ。
北斗神拳伝承者 … 相手に不足は無かった。
うぐぉっ!?」(サウザー)
「あぁ …」(サウザー)
「見て、聖帝の顔。まるで子供の顔みたい」(リン)
「うん」(バット)
お …
お師さん …
うっ … うぅぅ …
お、お師さん。
昔の様に …
もう一度、温もりを …」(サウザー)
「悲しい男よ。誰よりも愛深き故に」(ケン)
聖帝十字陵の頂きから血が流れ出す。
「シュウの仁の星も泣いている」(トキ)
「強く生きよ、我が息子達」(シュウ心の声)
「シュウ …」(ケン心の声)
聖帝歯配下の悪党達(非モヒカン系)は争う事の虚しさを悟り武器を捨てる。
聖帝十字陵は
崩壊を始める。
「おっ、おい!? 十字陵が!?」(悪党達)
サウザーは師オウガイと共に天へ …
「ケンシロウ … 最早、私が手を貸す男ではない」(トキ)
「我が生涯の敵がまた1人 …」(ラオウ心の声)
「ラオウ … 何処へ?」(トキ)
「再び天へ …」(ラオウ)
「トキ、何れ貴様とも闘う事になろう。2人の敵、貴様とケンシロウを倒さぬ限り天は握れん」(ラオウ)
「また会おう」(ラオウ)
ラオウ去る。
トキ見送る。
「ケ~~~~ン!」(リン)
「よかった。よかった、ケンが無事で」(リン)
「あっ … あぁ」(バット)
「週刊 北斗の拳 第68話」 ~ The End ~