↑中編の続きです。
「ふっふっふっふっふ。
ははははははははは。愚かな男よ。何処までも悲しみを引き摺ってゆくつもりか?
だが、この聖帝は違う。
聖室を開け!」(サウザー)
「ははっ!」(悪党達)
「むっ!?」(ケン)
聖帝十字陵の一角が開く。
そこには亡きオウガイの姿がある。
「こっ … これは!?」(ケン)
「この〇体は我が師オウガイ。この
聖帝十字陵は偉大なる師オウガイへの俺の最後の心。そして
この俺の愛と情けの墓でもあるのだ」(サウザー)
「ふっふっふ。俺は愛も情けも捨てた。悲しみを引き摺る貴様の拳では俺を傷つける事はできても
この俺の血を絶やす事はできん」(サウザー)
「さっきも言ったはずだ。貴様の髪の毛1本もこの世に
残さんとな」(ケン)
「ふっふっふっふっふ。ならば突いてこい」(サウザー)
「はっはっはっはっは。
突け! ケンシロウ!」(サウザー)
「ほぉ~~~~ぉっ!」(ケン)
「ふんっ!」(サウザー)
「うあっ!
あ~たたたたたたた!」(ケン)
「なっ!?」(ケン)
「はっはっは。効かぬなぁ~」(サウザー)
「ぬっ …」(ケン)
「ふふふふふふふ」(サウザー)
「くっ …」(ケン)
「何故、効かぬか分かるまい。
遊びはこれまでだ!
〇ねっ! ケンシロウ!」(サウザー)
「うわたぁ~!」(ケン)
「だ、駄目だ!? ケンの北斗神拳が効かない!?」(バット)
「ふふふふふふふ」(サウザー)
「あっ … あぁ …」(ケン)
「ふふふふふふふふふ」(サウザー)
「うあっ!」(ケン)
「こっ … これは!?」(ケン)
「ドクン … ドックン」(サウザーの心臓の音)
「無駄だ!」(サウザー)
「何!?」(ケン)
「〇ね! ケンシロウ! はぉ~~!」(サウザー)
「うわぁ~~~」(ケン)
「うっ … がっ」(ケン)
「はぁっ!?」(トキ)
「はぁっ …
あぁ …」(ケン)
「ん~~ やはりケンシロウは勝てぬのか」(ラオウ心の声)
「はっはっはっはっは。南斗の極星が天に輝く。次に鳳凰拳の前に敗れ去るのは誰だぁ!」(サウザー)
「奢るなサウザー」(ラオウ)
「ふん!?」(サウザー)
「お前の体の謎は、この私が知っている」(トキ)
「何!?」(サウザー)
「くっ … 来るなぁ~」(ケン)
「むっ!?」(トキ)
「と、トキぃ … そこから動くな。て … 手は借りぬ。
んご … あぁ …」(ケン)
「ふっふっふっふっふ」(サウザー)
「へっへっへっへっへ おっ!?」(悪党達)
「んぐっ!?」(サウザー)
「おぉっ!? どうした事だ!? サウザー様がっ!?」((悪党④)
「あ … あ … あぁ …」(悪党⑤)
「んんんん … あっ!?
もしや秘孔を!?」(サウザー)
「うぐっ!? おっ …」(サウザー)
「んん~~」(サウザー)
「サウザー~~~
うわぁぁぁぁ~~~~!
貴様の体の謎、見切ったぁ~~!」(ケン)
「な … 何だとぉ~~~!?」(サウザー)
「週刊 北斗の拳 第67話」 ~ The End ~